今回は、日本ジュニア数学オリンピック2004年第7問を取り上げ、解説します。
最難関中学校の受験生であれば組合せをマスターしているはずなので、問題なく解けるでしょう。
赤色の玉の個数で場合分けして考えます。
(あ)赤色の玉が1個の場合
赤色の玉が8か所のうちどの1か所にあるかで8通りあり、そのそれぞれに対して、残りの7か所について、青色の玉になるか黄色の玉になるかで2通りずつあるから、全部で8×2×2×2×2×2×2×2(2の10乗になりますね)=1024通りあります。
(い)赤色の玉が3個の場合
赤色の玉が8か所のうちどの3か所にあるかで(8×7×6)/(3×2×1)=8×7通りあり、そのそれぞれに対して、残りの5か所について、青色の玉になるか黄色の玉になるかで2通りずつあるから、全部で8×7×2×2×2×2×2(2の8乗の7倍になりますね)=1792通りあります。
(う)赤色の玉が5個の場合
赤色以外の玉が8か所のうちどの3か所にあるかで(8×7×6)/(3×2×1)=8×7通りあり、そのそれぞれに対して、残りの3か所について、青色の玉になるか黄色の玉になるかで2通りずつあるから、全部で8×7×2×2×2=448通りあります。
(え)赤色の玉が7個の場合
赤色以外の玉が8か所のうちどの1か所にあるかで8通りあり、そのそれぞれに対して、残りの1か所について、青色の玉になるか黄色の玉になるかで2通りあるから、全部で8×2=16通りあります。
(あ)~(え)より、条件を満たす並べ方は全部で1024+1792+448+16=1040+2240(両端から2個ずつ組み合わせて計算しました)=3280通りあります。
なお、使わない色の玉があってはいけない場合であれば、(あ)の場合は8×(2×2×2×2×2×2×2-2)となります。他の場合も同じようにして求められます。