1から7までの7個の整数がある。同じ数字は2個以上選ばないものとする。

 このとき、

(1)この7個の整数の中から同時に2個選ぶとき、その和が4の倍数になる選び方は[ ]通りある。

(2)この7個の整数の中から同時に3個選ぶとき、その積が10の倍数になる選び方は[ ]通りある。

 

場合の数の基本問題で、小学生でも簡単に解けます。

因みに、(1)と同じような問題で、もう少し難しい問題が中学入試にも出されています(神戸女学院中学部1996年算数2日目第1問)。

解説では応用性の高い解法で解いていますが、次のように、樹形図(のようなもの)で書き出して解いても1分もかからないでしょう。

低学年の子であれば、書き出して解ければ十分です。

(1)

 1-3,7

 2-6

 3-5

 5-7

全部で5通りとなります。

なお、7個の整数の中から同時に5個選ぶとき、その和が4の倍数になる選び方も5通りとなることもすぐにわかります。

1+2+3+4+5+6+7=4×7(4の倍数)より、選んだ5個の整数が4の倍数となるという条件と選ばなかった2個の整数が4の倍数となるという条件が「同じ」になるからです。

(2)

5を選ぶとして、5以外の2数を書き出します。

 1-2,4,6

 2-3,4,6,7

 3-4,6

 4-6,7

 6-7

全部で12通りとなります。

詳しくは、下記ページで。

 東海高等学校2014年数学第2問(問題)

 東海高等学校2014年数学第2問(解答・解説)

 

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