今回は、日本ジュニア数学オリンピック2004年第1問を取り上げ、解説します。
JJMOの予選がなかったころの問題で、前半の問題は実質的には予選の問題のようなものです。
今回取り上げる問題は、出題当時であっても小学生が簡単に解けるレベルの問題です。
実際、この問題と同系統の問題でもう少し難しいもの(高槻中学校2003年後期算数第1問(1))が中学入試に出されていましたからね。
上で紹介した高槻中学校の問題の解説同様、面積図をかいてもいいですが、中学受験生なら、和と差の積=2乗の差となることぐらい知っているはずなので、
与えられた式
=(103+97)×(103-97)
=200×6
=1200
とできるでしょう。
なお、和と差の積=2乗の差となることは面積図をかけばすぐにわかることです(関西学院中学部1996年2日目第1問(4)の解説を参照)。