今回は、日本数学オリンピック2002年予選第2問を取り上げ、解説します。
小学生の場合、差の絶対値という言葉は無視して、大きいほうから小さい方を引くのだなと考えればいいでしょう。
結局のところ、違いが3以下の2整数のペアが何組あるか求める問題にすぎません。
コンビネーションを利用して計算で求めることもできますが、この程度の問題であれば、ちょっと書き出して答えを求めても30秒もかかりません。
1と2~4までの3組
2と3~5までの3組
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11と12~14までの3組 (上限の14から3を引いて11を求めました。)
12と13、14の2組
13と14の1組
全部で3×11+2+1=36組あります。
因みに、2000年に甲陽学院中学校で1から15までの数からどの2つも3以上の差となる3枚のカードの選び方が何通りあるか求める問題が出されています(2000年2日目第2問(2))。