今回は、日本ジュニア数学オリンピック2003年第5問を取り上げ、解説します。
JJMOの予選がなかったころの問題で、前半の問題は実質的には予選の問題のようなものです。
「正の」というのは、0より大きいということです。
ある程度のレベルの中学受験生であれば、約数を奇数個もつ整数が平方数であることは当然知っているはずですね(約数の個数については、神戸女学院中学部1995年算数2日目第4問の解答・解説を参照)。
45×45=2025
44×44=2025-45-44=1936
だから、1以上2003以下の平方数の個数は44個となります。
したがって、約数を偶数個もつ整数の個数は2003-44=1959個となります。
なお、上の平方数の計算は、このブログでも何度か取り上げている計算の工夫を利用しています。
2025年の受験生は、45×45=2025となることは覚えておいたほうがいいでしょう。
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