日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)2011年予選の問題
今回は、日本ジュニア数学オリンピック2011年予選第2問を取り上げ、解説します。
ラ・サール中学校でほぼ同じ問題が過去に出されています(ラ・サール中学校2006年算数第2問(5))
60度の角度が2つあるので、図のように2本の辺を延長して正三角形を作り出します。
角度をチェックすると、黄色の三角形が三角定規(正三角形の半分のもの)であることがすぐにわかり、図の2つの辺の長さの比が2:1=②:①となることもすぐにわかりますね。
②-①=①が5-4=1に相当するから、辺BCの長さはは5+1=6となります。
上で紹介したラ・サールの問題もJJMOの問題も正三角形を作らずに三角定規を作り出して解くこともできます(JJMOの問題であれば、辺ADと辺BCを延長すると、三角定規を作り出すことができます)が、わざわざ対称性を崩してまでやることではないでしょうね。
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