日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)2017年予選の問題

 

今回は、日本ジュニア数学オリンピック2017年予選第5問を取り上げ、解説します。

最難関中学校の受験生であれば解けてほしい問題です。

数の大小の「影響」を矢印で表すと次のようになります。

  

まず、ピンク色のマス目の数字は1番小さい整数1に確定します。

次に、紫色のマス目と水色の2つのマス目を比べることになりますが、水色の2つのマス目は紫色のマス目と無関係に数字を決めることができます。

残った8個の整数から異なる2個の整数を選べば、2つの水色のマス目に左から小さい順に並べることになるので、(8×7)/(2×1)=28通りの選び方があります。

残った6個の整数のうち1番小さい数が紫色のマス目の数字に確定します。

次に、黄色のマス目とオレンジ色の2つのマス目を比べることになりますが、オレンジ色の2つのマス目は黄色のマス目と無関係に数字を決めることができます。

残った5個の整数から異なる2個の整数を選べば、2つのオレンジ色のマス目に左から小さい順に並べることになるので、(5×4)/(2×1)=10通りの選び方があります。

最後に、残った3個の整数を1番上の行に左から小さい順に並べます。

したがって、求める数字の書き込み方は全部で1×28×1×10×1=280通りあります。

 

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