次の条件(ⅰ)、(ⅱ)をともに満たす正の整数Nをすべて求めよ。

(ⅰ)Nの正の約数は12個

(ⅱ)Nの正の約数を小さい方から順に並べたとき、7番目の数は12

 ただし、Nの約数には1とNも含める。

(注)正の→0より大きい

 

東工大の問題は、数学の知識を必要とすることが多く、小学生が解ける問題が少ないですが、この問題は小学生でも簡単に解けます。

問題文もシンプルで、「正の」という言葉をカットすれば、そのまま中学入試に出せそうです。

約数の個数の条件があるからといって、いきなり約数の個数の公式(約数の個数の公式については洛南高等学校附属中学校2016年算数第1問(1)の解答・解説を参照)に飛びついてはいけません。

約数の個数の公式を使うと、約数の順番が扱いにくいので面倒なことになってしまいます。

約数の個数を求める問題を初めて解いたとき、約数をペアにして書き出して個数を求めたはずです。

その解法を利用します。

約数の順番が扱いやすいですからね。

詳しくは、下記ページで。

 東京工業大学2017年数学第1問(問題)

 東京工業大学2017年数学第1問(解答・解説)

 

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