日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)2011年予選の問題

 

今回は、日本ジュニア数学オリンピック2011年予選第1問を取り上げ、解説します。

正のというのは0より大きいということで、xyはxとyの積のことです。
xの十の位の数を〇、一の位の数を△、yを□とします。
xとyの積が最大のものを考えるのだから、〇、△、□が7、8、9のいずれかである(ただし、すべて異なる)ものを考えればいいですね。
xとyの積は
  (〇×10+△)×□
 =〇×□×10+□×△ (分配法則を利用しました。)
となります。

これを最大にすることを考えるのですが、影響力の大きい〇×□×10のところに、8と9を使うべきなので、△が7となります。

また、このとき、〇×□×10は8×9×10(=9×8×10)となり一定だから、□×7をできるだけ大きくすればよく、□=9とすればよいことになります。
そのときのxとyの積の値は
  8×9×10+9×7
 =720+63
 =783
となります。

なお、低学年の子でも、98×7、97×8、87×9を計算して答えが得られます。

 

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