次のような規則にしたがい、整数が組に区切られて2列に並んでいます。

 A列:1|3 4|7 8 9|13 14 15 16|…

 B列:2|5 6|10 11 12|17 18 19 20|…

 整数の位置を〇列第△組□番目と表すことにします。例えば、8はA列第3組2番目の数となります。

(1)280は何列第何組何番目の数ですか。

(2)A列の先頭から第a組b番目までの和と、B列の先頭から第a組b番目までの和との差が85となりました。aとbを求めなさい。

(3)B列の先頭から第15組14番目までの和を求めなさい。

 

大学入試共通テストの数学にそのまま出しても通用しそうな問題です。

(2)が(3)の誘導になっています。

いい問題なのですが、計算が若干面倒です。

普通の小学生は高校で習うシグマkの2乗の公式をしりませんからね。

なお、シグマ公式とその周辺の問題の考え方は中学入試でも出されているので、しっかりマスターしておく必要があります。

1+2+3+4+・・・+□(連続整数の和の公式)

この公式の証明が洛星中学校2005年後期算数2第1問の解答・解説のところにあります。

1×1+2×2+3×3+4×4+・・・+□×□(連続する平方数の和の公式)

この公式の証明が上の洛星中学校の問題の解答・解説のところにあります。

1×1×1+2×2×2+3×3×3+4×4×4+・・・+□×□×□(連続する立方数の和の公式)

この公式の証明が甲南中学校2003年2期算数第4問の解答・解説のところにあります。

なお、1×2+2×3+3×4+4×5+・・・+□×(□+1)の公式(連続2整数の和の公式)の証明が上の洛星中学校の問題の解答・解説のところにあります。

詳しくは、下記ページで。

 神戸女学院中学部2020年算数第5問(問題)

 神戸女学院中学部2020年算数第5問(解答・解説)