今回は、日本数学オリンピック2013年予選第2問を取り上げ、解説します。
中学入試に出されても何の不思議もない問題です。
上から〇(1以上20以下の整数)番目、左から△(1以上13以下の整数)番目の数は、前者の並べ方では、13×(〇-1)+△と表され、後者の並べ方では、20×(13-△)+〇と表されます。
条件より、
13×(〇-1)+△=20×(13-△)+〇
13×〇-13+△=20×13-20×△+〇
12×〇+21×△=21×13 (上の式の両辺に13と20×△を足し、〇を引きました。)
4×〇+7×△=7×13 (上の式を1/3倍しました。)
となります。
あとは芋づる算(条件不足のつるかめ算)を解くだけですね。
7×△、7×13はともに7の倍数だから、4×〇も7の倍数となり、4と7の最大公約数は1だから、〇が7の倍数となります。
4×〇+7×△=7×13
7 9
↓+7 ↓-4
14 5
↓+7 ↓-4
21 1
したがって、答えは、13×(7-1)+9=87と13×(14-1)+5=174となります。
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