nを自然数とする。1個のさいころをn回投げ、出た目を順にx1、x2、……、xnとし、n個の数の積x12……xnをYとする。

(1)Yが5で割り切れる確率を求めよ。

(2)Yが15で割り切れる確率を求めよ。

(注)自然数→1以上の整数

確率→小学生の場合、とりあえず、すべての場合に対してある場合が起こる割合と考えればよいでしょう。

12……xn→無視して考えればよいでしょう。

 

文系では、(1)だけが出されていました。

京大の1992年前期理系第4問・文系第4問(理系は、さいころをn回ふったときの出た目の積が3で割り切れる確率と6で割り切れる確率を求める問題、文系は、さいころをn回ふったときの出た目の積が3で割り切れる確率と4で割り切れる確率を求める問題)を焼き直した問題です。

東大でも20年ぐらい前に同様の問題(2003年前期理系第5問でさいころをn回ふったときの出た目の積が5で割り切れる確率と4で割り切れる確率と20で割り切れる確率を求める問題)が出ているので、この問題を見たとき、いまさらですかという感じがしました。

因みに、確率を求める問題を場合の数を求める問題に直して、Yが12で割り切れるという条件にしたものを灘中対策演習問題にいれていましたが、灘中に受かった教え子は普通に解けていました。

詳しくは、下記ページで。

 京都大学2023年理系数学第3問(問題)

 京都大学2023年理系数学第3問(解答・解説)