3828や5991のように、4桁(けた)のうち2桁の数字が同じで、残りの2桁は相異なる数字でできた「2つかぶりの整数」を考えます。ただし、各位の数字は1から9までとします。
また、相異なる2桁の数字を入れ替(か)える操作を操作Aとします。たとえば、3828に操作Aをすると2838になります。
(ⅰ)
3828のように、百の位と一の位が同じ数である「2つかぶりの整数」【ア】を考えます。
【ア】に操作Aをすると【ア】より小さい数【イ】になり、【ア】と【イ】の差は連続する4つの整数の積で表せる数になりました。【ア】として考えられる最大の数は[あ]です。ただし、連続する4つの整数の積で表せる数とは、5040(=7×8×9×10と、7から10までの連続する4つの整数の積になっている)のような数のことです。
(ⅱ)
「2つかぶりの整数」【ウ】を考えます。【ウ】に操作Aをすると【ウ】より小さい数【エ】になり、【ウ】と【エ】の差は連続する4つの整数の積で表せる数になりました。【ウ】として考えられる最小の数は[い]です。
(ⅰ)は、従来灘中学校で出されてきた問題です。
交換する2つの位が分かっているのですぐに解けないといけません。
(ⅱ)は、きっちり解こうとするのは若干厳しいかもしれませんね。
(ⅱ)だけ出されたら、算数オリンピックやジュニア算数オリンピックの予選レベルの問題かもしれませんね。
灘中学校の2016年算数2日目第4問を解いたことがあれば、解法が比較的すぐに思いつくかもしれませんが。
詳しくは、下記ページで。