日本数学オリンピック(JMO)2009年予選の問題

 

今回は、日本数学オリンピック(JMO)2009年予選第5問を取り上げ、解説します。

組合せの考え方をしっかりマスターできていれば、小学生でも解ける問題です。

まず、赤玉6個を並べます。
 〇vvvvv

この6個の赤玉の間(v)5か所には玉(青玉、黄玉)を必ず入れないといけません。
以下、次の2つの場合に分けて考えます。
 (あ)6個の赤玉の間5か所には1個ずつしか玉を入れない場合
 (い)6個の赤玉の間5か所のうち1か所に青玉と黄玉を1個ずつ入れる場合
(あ)の場合
両端のいずれかに玉を置く必要があります。
右端に置く場合も左端に置く場合も条件的に同じだから、左端に置く場合を考え、2倍すればいいですね。
結局、6か所から3か所選んで青玉を置けばよいから、この場合は
  (6×5×4)/(3×2×1)×2
 =40通り
あります。
(い)の場合
まず、5か所から1か所選んで(5通りありますね)、青玉と黄玉を1個ずつ入れます(左右の入れ替えで2通りありますね)。
次に、残った4か所から2か所選んで青玉を置けばよいから、この場合は
  5×2×(4×3)/(2×1)
 =60通り
あります。
(あ)、(い)より、条件を満たす並べ方は全部で40+60=100通りあります。

算数オリンピックやジュニア算数オリンピックにチャレンジする子は、この問題の「青玉3個と黄玉3個」を「青玉と黄玉が合わせて6個以下」と変えるとどうなるか考えてみるとよいでしょう。

 

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