日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)2018年予選の問題

 

今回は、日本数学オリンピック2018年予選第5問を取り上げ、解説します。
中学入試に出されれる典型的な直角三角形の相似の問題で、中学受験生でも普通に解けるでしょう。
図をかくと次のようになります。
 
角度に記号をつけ、等しい辺の長さをチェックすると、同じ色をつけた直角三角形が合同で、黄色の直角三角形と黄緑色の直角三角形が相似(相似比は、PQ:QR=2:3)であることがすぐにわかりますね。
BQ=DS=②とすると、CR=AP=③となります。
また、QC=SA=[3]とすると、RD=PB=[2]となります。
AB=22、BC=23だから、
  ③+[2]=22
  ②+[3]=23
となります。
2つの式の和を考え、それを2/5倍すると
  ②+[2]=18
となり、この式と最初の2つの式との差を考えると、①=4、[1]=5となります。
結局、BQ、PB、QC、CRの長さはそれぞれ8、10、15、12となるから、長方形ABCDの面積は
  22×23-(8×10+15×12)
 =506-260
 =246(出題者のセンスがいいと感じられる答えですね!)
となります。

 

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