日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)2014年予選の問題
今回は日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)2014年予選第2問を取り上げます。
推理パズル問題ですね。
中学受験生なら3と9の倍数判定法を当然知っているはずなので、解けないといけません。
受験生でなくても3と9の倍数判定法を知っていれば普通に解けるでしょう。
Bの発言によると、nは9の倍数(であるが27の倍数ではないこと)になりますが、Dの発言によると、各位の和15が3で割り切れるが9では割り切れないので、nは3の倍数であるが9の倍数でないことになります。
BとDの発言が矛盾しているので、どちらかがウソをついていることになり、AとCの発言が正しいことになります。
いずれにせよ、nは8、7、3の倍数であることが確定します(3の倍数であることも確定することに注意しましょう)。
結局、n=8×7×3×〇=168×〇(〇は、偶数でも7の倍数でもない整数)となります。
ここで、〇の上限をチェックすると、500/168=2.・・・となるから、〇=1と確定し、n=168となります。
このとき、他の条件をすべて満たすから、これが答えとなります。
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