[図3]のように、おうぎの形と直角三角形を組み合わせました。色のついた部分の面積の和は[ア].[イ]cm2です。 

  

(ただし、円周率は3.14とします。)

 

慶應中等部の受験生ならさっと解けないといけない問題でしょう。

曲線がらみの図形の面積の問題だから、曲線(円周)上の端点と円の中心を結びます。
角度と等しい長さをチェックすると下の図のようになります(〇の角度は30度)。

  

三角形ABDと三角形BCDは底辺の長さが等しく高さが等しいから、面積も等しくなります。
求める面積の和(ピンク色の部分の面積+水色の部分の面積)は、ピンク色の部分の面積+水色の部分の面積+黄色の部分の面積-黄色の部分の面積(たしすぎ⇒ひく)=ピンク色の部分の面積+黄緑色の部分の面積-黄色の部分の面積=半径6cm、中心角60°の扇形の面積-半径6cm、中心角30°の扇形の面積=半径6cm、中心角30°の扇形の面積となるから、6×6×3.14×30/360=9.42cm2となります。

因みに、この問題はある中学校の入試問題と同じです。