日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)2017年予選の問題

 

今回は日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)2017年予選第1問を取り上げます。

九九の7の段を少し拡張しただけの問題なので、算数オリンピックのキッズBEEにチャレンジする子にもぜひチャレンジしてもらいたい問題です。
2桁の7の倍数(7で割り切れる数)を書き出します。
 14

 21、28

 35

 42、49

 56

 63

 7077

 84

 91、98
 (条件を満たさない数は消しています。)
各数に7は登場しないので、7を使うことはできません。
各数に2回しか登場しない3、5、6を使うと、例えば、63→35→56というつながりしかないので、最大でも3桁の数しか作ることができません(この例であれば635)。
7、3、5、6以外の5個の数1、2、4、8、9で作ることができる数は最大でも5桁で、5桁の数を作ることができれば、3、5、6の3個の数を使った数より大きくなります。
そこで、1、2、4、8、9で5桁の数を作ることを考えます。
最も大きいものを考えるのだから、9で始まるものからチェックします。
98→84→42(49は避けるべきですね)→21(28は避けるべきですね)とすればいいですね。
したがって、答えは98421となります(1、2、4、8、9を大きい順に左から並べると結果的に条件を満たすと考えることもできます)。

 

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