以下の問いに答えよ。

(1)nを自然数とするとき、2nを7で割った余りを求めよ。

(2)自然数mは、2進法で101が6回連続する表示

  101101101101101101(2) 

をもつとする。mを7で割った余りを求めよ。

 

(注)

自然数→1以上の整数

n→2のn乗(2をn個かけあわせた数)

2進法で101が6回連続する表示101101101101101101(2)をもつ→ 1の位が1、2の位が0、22の位が1、・・・というように、2進法で表したとき、1の位から1、0、1が6回繰り返されるということ

 

整数をn回かけあわせた数を10で割った余り(一の位の数)の周期性の問題は中学入試で昔からよく出されています(神戸女学院中学部1991年算数1日目第5問など)。

その問題と同じことで、難しい問題ではありません。

nの小さい値から順に調べていけば、すぐに周期性が見つかります。

それなりのレベルの中学校の受験生なら難なく解けるでしょう。

(2)は、(1)で見つけた周期性を利用することになりますが、親切な出題者の意図に従って解けば、大した計算もなく簡単に解けます。

なお、問題文にある「101が6回連続する」という言葉は不要でしょう。

与えられた数を見た受験生が自分で見抜くべきことで、九大の受験生ならそれぐらい見抜けてなくてはいけないでしょう。

詳しくは、下記ページで。

 九州大学2018年文系数学第2問(問題)

 九州大学2018年文系数学第2問(解答・解説)

小学生でも解ける2進法の計算問題を紹介しておくので、ぜひ解いてみましょう。

 京都大学2021年文系数学第1問 問1(問題)

 京都大学2021年文系数学第1問 問1(解答・解説)