次の式を計算しなさい。
(1)20222+19782
(2)20442+19562+40222+39782
(注)20222→2022×2022(他も同様)
慶應義塾女子高等学校の入試では、センスの問われる計算問題が出されることがよくあります。
面白い問題が多く、小学生に解いてもらいたい問題もよくあります。
さて、この問題ですが、まず数字をよく観察することが大切です。
2022も1978も2000に近く、どちらも2000との差が22となっていますね。
他の数についても同様の関係が成り立ちますね。
中学生なら文字式を利用するという計算の工夫を行う人が多いでしょうが、それでも(2)は若干面倒です。
長方形(正方形)の面積をうまく利用すれば、(2)も簡単に解けます。
なお、文字式を利用した中学生向けの解法を紹介しておきます。
2000=x、22=yとします。
(1)
与えられた式
=(x+y)2+(x-y)2
=2(x2+y2) (展開した式をちまちま書くのではなく、暗算でこの式を作るのがポイントです。)
=2×(4000000+484) (22×22は11×11=121の4倍とすれば暗算でできますね。)
=8000968
(2)
与えられた式
=(x+2y)2+(x-2y)2+(2x+y)2+(2x-y)2
=10(x2+y2) (展開した式をちまちま書くのではなく、暗算でこの式を作るのがポイントです。)
=40004840
詳しくは、下記ページで。
慶應義塾女子高等学校2022年数学第1問[1](解答・解説)