容器Aには濃度(のうど)6%の食塩水が300g、容器Bには濃度15%の食塩水が500g入っています。この2つの容器から同じ量を同時にくみだして、容器Aからくみだした分を容器Bに、容器Bからくみだした分を容器Aに入れてそれぞれよく混ぜ合わせたところ、容器Aの食塩水の濃度は9%になりました。混ぜ合わせたあとの容器Bの食塩水の濃度を求めなさい。
天秤(てんびん)を持ち出すまでもありません。
一定のものに着目するという文章題の基本に従って解いていけばよいでしょう。
AとBでやりとりしているだけなので、食塩の量の合計も、食塩水の量の合計も一定です(和一定)。
(はじめ)
A
食塩水300g 食塩300×6/100=18g
B
食塩水500g 食塩500×15/100=75g
(あと)
A
食塩水300g 食塩300×9/100=27g(27-18=9g増加)
B
食塩水500g 食塩75-9=66g(9g減少)
したがって、混ぜ合わせたあとのBの濃度は66/500=132/1000=13.2/100=13.2%となります。
丁寧に説明すると上のようになりますが、受験生の中には、下のようにして暗算で解けた子もいるでしょうね。
Aの食塩が300gの3%、つまり9g増えたから、Bの食塩は75gから9g減って、66gとなった。よって、・・・