図のように、円周を5つの点A、B、C、D、Eで区切ったとき、△をつけた3つの曲線部分AB、CD、AEの長さは等しく、〇をつけた2つの曲線部分BC、DEの長さは等しくなりました。また、直線AGの長さは1cm、直線ADの長さは4cm、直線FEの長さは2cmです。次の各問いに答えなさい。
(1)直線FGの長さは何cmですか。
(2)直線HIと直線ICの長さの比(HIの長さ):(ICの長さ)を、最も簡単な整数の比で答えなさい。
(3)五角形FGHIJの面積は、三角形AFGの面積の何倍ですか。
(図はホームページを参照。)
一般に、円の弧の長さが等しいとき、弦の長さも等しくなります。
このことと線対称性を利用すれば、合同な二等辺三角形と相似な二等辺三角形があることがわかります。
メインの(3)ですが、(2)の問い方から判断すると、点Jと点Hを結び、いわゆる台形ペケポンの処理に持ち込むのが出題者の意図かもしれませんが、計算が煩雑そうなので、いわゆる隣辺比に持ち込んで解いています。
その際、(2)の結果ではなく、(2)のプロセスが役に立ちます。
詳しくは、渋谷教育学園幕張中学校2024年1次算数第4問の解答・解説で。