数字1、2、3、4、5、6、7、8、9と四則演算の記号+、-、×、÷、とカッコだけを用いて2024を作る式を1つ書きなさい。ただし、次の指示に従うこと。

①1つの数字を2個以上使ってはいけません。

②2個以上の数字を並べて2けた以上の数を作ってはいけません。

③できるだけ使う数字の個数が少なくなるようにしなさい。(使う数字の個数が少ない答えほど、高い得点を与えます。)

 たとえば、10を作る場合だと、

●5+5や(7-2)×2は、①に反するので認められません。

●1と5を並べて15を作り、15-2-3とするのは、②に反するので認められません。

●③の指示から、2×5、2×(1+4)、4÷2+3+5のうちでは、使う数字の個数が最も少ない2×5の得点が最も高く、数字3個の2×(1+4)、数字4個の4÷2+3+5の順に得点が下がります。

 

算数パズルで遊んできた子にっては簡単な問題だったでしょう。

今年の受験生であれば、2024の素因数分解を覚えているはずなので、それを利用すれば比較的容易に答えにたどり着きます。

過去に同種の算数パズル問題(開成中学校2004年算数第1問)が出されたときより注意書きが増えているので、過去に出題された時に、注意書きで禁止したようなものが受験生の答案にあったのかもしれませんね。

今年の問題も2桁以上の整数として使うことが許されてしまうと、8×253でおしまいですしね。

受験生だけでなく、算数オリンピックのキッズBEEにチャレンジする子にぜひ解いてもらいたい問題です。

詳しくは、開成中学校2024年算数第1問(1)の解答・解説で。