Howl(ハウル)の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【PV】
【感想】
雰囲気にひかれて購入したので、どんなゲームかよくわかっていませんでした
プレイしてみると自分好みのゲームでした
よく練られたシステムで、戦術的に考えるのが楽しかったです
また、この手のゲームにしては珍しく短い時間で一つのステージをクリアできるのでサクサクプレイすることができました
グラフィック・音楽について
ストア説明文によれば『ビジュアルは、「リビング・アート」によって作られている。』(抜粋。引用)とあります
しかし、Living ink なので間違っています
『羊皮紙に描かれた中世の手書き写本や,おとぎ話の水彩画などにインスピレーションを得て,流れるようなアートスタイルを作り出したという』(抜粋。引用)と記載されていて、ゲームの雰囲気作りに貢献しています
攻撃されたときに墨がパッと飛び散るような演出がよかったです
ギターによって奏でられる音楽は印象に残ります
《説明》
ターンベースの戦術民話ゲーム です
≪操作≫
左スティック:カーソルの移動
L1ボタン + 方向キー上:高速モードのオン・オフ
L1ボタン + 方向キー下(長押し):一ラウンド戻す → 回数が決まっている
L1ボタン+方向キー左右:スキルの選択
R2ボタン(長押し):攻撃
L2ボタン(長押し):フォース
R1ボタン:待機
□ボタン:決定
△ボタン:ステージのリスタート
◯ボタン:タイトル画面に戻る
タッチパネル:タイトル画面に戻る
オプションボタン:(マップ画面で)アップグレード
≪基本≫
1.ターン制:ラウンドで進行する
(1) 移動:タイルを選択し、そこに向かうまでの経路を決める
アクション:カードをクリックし、矢の射撃、敵を吹き飛ばすフォース、待機の中から選択する
(2) 画面下の大きな赤丸の右側のスペースが三つあり、一ラウンドに行動できる数を表す
タイル二枚移動 + アクション一回 = 行動 計三回
(3) 黒色の巻物に辿り着くとクリア
(4) 救うべき人々 → 助けを求めている人
a.助けを求めている人のタイルに移動すると救助できる
(a) 止まらなくても通りすぎればいい
b.狼が遠吠えすると救うべき人が蹲り、ラウンド終了時に狼に変化する
(a) 狼に変化するのを避けるには、遠吠えした狼を倒すかラウンド終了前に蹲った人を救助する
2.クリアすると、達成した評価画面となる
(1) 預言のラウンド数内でクリアすると信念を三獲得する
a.ラウンド数を一つ超過する度に一ずつ減る
(2) 頭蓋骨は敵を倒すと獲得する
(3) 救うべき人々を一人救助すると信念を一獲得する
3.マップ
(1) 点線がルート
a.羽がカーソルで左スティックで動かし、行き先を決め□ボタンでステージへ
(2) クリアステージで以下の条件A~Cをすべて達成するとステージを表すサークルにペケマークがつく
A.すべての敵を倒す
B.預言のラウンド数以内でクリア
C.すべての救助者を救出(救助者がいるステージのみ)
どちらかしか達成していないときは半分だけ塗られる
a.再びチャレンジしたときに、前回はすべての敵を倒しただけの場合、預言のラウンド数以内でクリアだけ達成してもペケマークがつく
(a) 一度に両方クリアしなくてもいい
(3) 一度獲得した頭蓋骨や信念は獲得しない。一度きり
4.石の間で頭蓋骨を捧げることでスキルを授かる
例:頭蓋骨五個 → フォース
5.スキル
(1) 矢を消耗せずにダメージを与えることができる
(2) 各スキルは巻物スロットに関連している
(3) スキルを使用すると、一ラウンドの間クールダウンして使用できない
6.アップグレード
(1) マップ画面の左下にあるのでクリックする
(2) 信念を消費してアップグレードを購入する
a.スキルの強化(✕ボタン長押し、フォースは信念8)
b.アクション数の増加(△ボタン長押し、信念5)
c.巻物スロットの開放(□ボタン長押し、信念5)
7.初期HPはハート二個、矢は三本で不変
ゲーム内容について
中世ヨーロッパ
「遠吠えの病」によって、遠吠えを聞いた者が獣に変貌を遂げ、その獣がさらに他の者を獣に変貌させています
主人公は耳が聞こえないため遠吠えの病にかかることがありませんでした
この病の治療法を見つけるため、そして、行方不明になった兄を探して旅に出ます
ターン制のシミュレーションRPGに似ています
先を見据えた行動をするゲームです
主人公は一ラウンドで決まった回数分、行動(移動・攻撃・スキル)することができます
まず、自分のターンになると、すべての行動を決定します
決定した後は、その行動を実行するのを見届けます
そして、次のラウンドに移り、再びすべての行動を決めて実行します
この繰り返しで進行します
敵は、基本的に主人公が敵の索敵範囲に入ると行動するようになります
主人公が一回行動すると敵も合わせて行動し、敵の移動経路やアクション(攻撃アイコン)が表示されるのでわかりやすいです
敵は常に最短ルートで標的に向かい、もし、距離が同じ複数のルートがある場合、横ルートを優先します
そのため主人公の行動を決めるときに敵の行動を見ながら決定します
もし、途中で攻撃されるようなら変更した方がいいです
理由は、実際に行動中に敵の攻撃を受けると、その後の行動がすべてキャンセルされて次のラウンドに進むからです
また、主人公のハートを一つ失います
主人公には3本の矢しかないので、どの敵に矢を使用するか考えることになります
また、スキルは何回目の行動のときに使用できるか決まっているので自由に使用できるわけではありません
スキルを使えるときにうまく敵が攻撃範囲に入るように行動することが重要となります
スキルを連続で使用することができないので使い処を考えることも重要となります
スキルを覚えてから楽しくなってきました
スキルを覚えるにつれ戦略の幅が広がりドンドン奥深くなっていきます
ユニークなのが、スキルはMP制でも回数制でもなく、決まった行動順に使用できるところです
スキルには範囲があるので、その範囲に収めるために自分の位置を決めなければなりません
強い火の矢と貫通矢が最後の行動順というところがニクいです
一つのステージの広さは丁度いいサイズで、長時間プレイすることはありません
ステージをクリアしたときに以下の条件を満たすとステージを表すサークルにペケマークがつきます
1.すべての敵を倒す
2.預言のラウンド数以内でクリア
3.すべての救助者の救出(救助者がいるステージのみ)
どちらか未達成なら半分だけ塗られます
親切なのが、一度にすべての目的を達成しなくても再挑戦して前回達成できなかった条件だけを達成してクリアしてもペケマークがつきます
たとえば、最初は条件1のみ達成、2回目で条件2のみ達成してクリアするとペケマークがつきます
一度に全部達成しなくてもいいのは楽です
また、HPは条件に当てはまらないのでノーダメージクリアを目指さなくてもいいです
チャプター2になってから預言のラウンド数以内でクリアすることがほぼできなくなって信念を収集するのに苦労するようになりました
反面、敵を倒して頭蓋骨を入手するのはほぼ達成しているので、新しいスキルを修得する など で困ることがなかったです
チャプター3になると隠れている敵が登場し、隣に行くと本体が現れるので攻撃しないと攻撃されます
この頃になるとスキルを結構修得しているので、スキルをどう使うか、どのようにアクションを取るかで悩むことになりました
預言のラウンド数以内でクリアするのは考えずにプレイしていたけど…
頭蓋骨や信念は一度しか入手できないので、クリアしたステージを再プレイして頭蓋骨や信念を稼ぐことはできません
あくまで前回獲得していないものだけを獲得します
ハードモードをプレイしていないのでわからないけど、HPがハート2個なのは丁度いいかと思います
余程のことがない限りダメージを受けることはなく、敵の行動の予告が表示されるので対処しやすいからです
アップデートで新しいチャプター『腐れの中心』が配信されました
舞台は『都』で、特殊な敵が登場し、今まで登場した敵も『腐れ』によって更なる変貌を遂げてしまいます
本編プレイ中にある程度プレイして、本編クリア後にすべてクリアしたけど面白かったです
その他・まとめ
ルールは同ジャンルのゲームと比べてもシンプルです
戦略的に立ち回る必要があり、ルールを理解すれば面白くなります
特に、スキルを修得してから戦略性が増し、自分の位置を意識するようになり先を読んでプレイしていくのが面白いです
クリアするとタイトル画面が変化します
クリアした後もペケマークをつけるために挑戦しています
お勧めです
【評価】
○:中世写本のようなグラフィック、水墨画のような演出
○:ギターによる楽曲
○:戦術的に考えるのが楽しいシステム
○:一つのステージが短い時間でプレイできる
×:強化していく内に簡単になっていく → 緊張感が薄れていく
×:評価を得るためを考えると作業になり得る






