【感想】 DESOLATIUM | 遙か宇宙の彼方へ

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のんびりと更新していく予定です

 DESOLATIUM(デソラチウム) の感想(レビュー)です

 かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です

 見るときに注意してください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


---------キ-------リ-------ト-------リ---------

 

【PV】

 

 

 

【感想】

 

dmeusiotla1

 

 実写をベースにして作られたゲームで、自分のいる位置を中心に360度見渡しながら解いていく ポイント アンド クリック アドベンチャーゲーム です

 

 

 タイトル画面(上のSS)から推測できるようにホラーゲームとなっています

 クトゥルフ神話がベースになっているけど恐くはないです

 

 実写で静止画なのが恐さを感じさせない理由です

 

 その代わり、生々しさだったり、タイトル画面のように狂気を感じます(物語が進めば正気度が危険水域に達しそうなグラフィックになります)

 

 ポイント アンド クリック アドベンチャーゲーム で酔ったのは初めてです

 自分を中心に360度動かすカメラの動かし方に理由がありそうです

 

 

 グラフィック・音楽について

 

 ロード画面では単一色の風景に色彩豊かなポスターが張ってあります

 

dmeusiotla 3

 

 印象に残りやすいです

 

 ロードが終わると、ポスターが消え実写になります

 同じ場所です

 

dmeusiotla 4

 

 数回見た後に、これはチャプター名と主人公が誰か記載されていることに気づきました

 だからゲームが始まると消えます

 

 ちなみに、オプションボタンを押したら主人公の顔が表示されます

 

 

 実写をベースにグラフィックを作っているので非常にキレイです

 

dmeusiotla 11

 

 それ故、実写を使用しているので車も本物だけどナンバープレートを隠しています

 

 

 実写によるグラフィックを採用していて動きがほとんどありません

 

 実写をベースにしているからCGがわかりやすくなっています

 そのため、今いる世界(実写)から浮いてしまいます

 

 その代わり生々しさを感じます

 

 怖さよりも生理的な嫌悪感、たとえば、魚介類のヌメヌメさとかを強調した方が実写やクトゥルフ神話にピッタリだったかと思います

 

 

 チャプターによって独特な色彩で周囲の様子がわからず迷子になったことがあります

 

 

 雰囲気がある音楽だけどホラーゲームの音楽というよりはミステリーっぽいです

 

 バッドエンドだったけど、スタッフクレジットの音楽が素朴で優しいです

 今までのおぞましさが嘘のように

 

 でも、別の曲になってからは違いました

 

 

 《説明》

 

 グラフィックアドベンチャーゲーム です

 

 

≪操作≫

 

dmeusiotla 2

 

 左スティック:(ポインターを)動かす → カメラも動く

 

 ◯ボタン:(ポインターがマークに変わったら)アクション

 △ボタン:インベントリ

 

 オプションボタン:ポーズメニュー

 

 

≪基本≫


 1.マークについて

 

 (1) 口マーク:会話

 

dmeusiotla 5

 

    a.会話シーンは専用の画面となり選択肢を選ぶことで会話が進む

 

dmeusiotla 6

 

 (2) 目マーク:調べる

 

dmeusiotla 9

 

 (3) 手マーク:アイテムを取る。物か文書に収納される

 

dmeusiotla 8

 

    a.専用の画面に変わることがある

 

 2.アイテム欄について

 

dmeusiotla 10

 

 (1) 物にポインターがあるときに◯ボタンで物を取る

 

    a.物を持ったまま△ボタンを押すと元の画面に戻る

 

    (a) 手に持った物の色が変わったポイントで使用する

 

 (2) アイテムを手に取って他の物の上に重ねて◯ボタンを押すと組み合わせる

 (3) 物や文書は別のチャプターに引き継がない。同じキャラでも同様

 (4) 文書は矢印をクリックすると次のページに進む

 

 3.新しい場所にたどり着くとオートセーブするみたいだけど、ポーズメニュー → 保存する でもセーブできる

 

 

 ゲーム内容について

 

 病室のような場所で目覚める記憶喪失の男

 カーター・スコットという名らしいです

 

 とある施設からの脱出から始まります

 

 この施設では人体実験をしていることがわかります

 シーツがかけられた死体があり血がベットリです

 

 実写ならではの描写です

 静止画なので恐くはないけど、血が嫌いな人はキツいかもしれません

 少しだけ生々しいです

 

 

 主人公はカーターを含めて3人いて、チャプターによって主人公が変わります

 記憶喪失の男、大学教授(?)の女、探偵の男の3人です

 

 三人の登場人物は単独行動をしています

 彼らが調べた内容がプレイヤーの知見となり蓄積します

 

 

 入手した物や文書は同一人物のみ引き継がれます。ただし一部のみ

 一部の掲示物は直接日本語で書いてあります

 

 

 ポイント アンド クリック アドベンチャーゲーム にあるパズル要素は少ないです

 

dmeusiotla 12

 

 もっぱら怪しいポイントをクリックすることで進行し、手に入れた物を必要なポイントで使用したり、入手した文書から情報を入手していきます

 

 

 自分の立っている場所を中心に360度見渡します

 上下を見ることもできます

 

 ポインターを動かすとカメラも一緒に動くので右スティックを使いません

 

 

 調べられるポイントがどこかわかりづらいです

 実写ベースなので、どこにポイントがあるかわからないことがありました

 360度見渡して気になるポイントを見つけるのは大変です

 

 また、部屋の繋がりがわかりづらく、理解するまで苦労することがあります

 

 カメラの位置が部屋の繋がりを見せるのではなく、部屋そのものを見せることを優先しているので迷子になります

 

 このことによって、チャプターの終わり方がわからなくなります

 

 調べるポイントと部屋の繋がりが不明なことによって、チャプターが終わらない理由が必要なポイントを調べていないからなのか、すべての部屋を調べていないのかがわからないからです

 それによってポインターを動かしまくって酔います

 

 ポイント アンド クリック アドベンチャーゲーム で酔ったのは初めてです


 

 すべてのポイントを調べないと次のチャプターへ進みません

 だから、目的を見失っているときは、どこかクリックできるポイントを見落としているかもしれません

 

 

 ホラーゲームでもあり、カルト教団とクトゥルフ神話が関わっています

 クトゥルフ神話を知っていれば、文書を読むとわかる用語が出てきます

 

 ただ恐くはありません


 

 おそらくマルチエンディングだと思います

 自分が見たのはバッドエンドかと思います

 

 スタッフクレジットの後にエピローグがあります

 

 

 その他・まとめ

 

 ローカライズは微妙です

 意味不明ではないけどわかりづらいです

 

 男性なのに女性口調になったりするのは変な翻訳ではお馴染みです

 

 チャプターを進めていきクトゥルフ神話に侵食されていくとドンドン日本語翻訳が怪しくなっていきます

 

 漢字の間違いならいい方で助詞だったり文章の構造がおかしくなります

『報連相(ほうれんそう)』を知っているなら、結構わかるだろうと思うのに………

 

 その結果、物語が迷子になっていきます

 まったく読むことができないというわけではなく、何を言いたいのかわからず考えることになります

 

 でも、めんどくなって放棄しました

 だから、物語が迷子のままクリアしました

 

 

 実写映像をベースにグラフィックに力が入れられたゲームです

 見る分にはいいけど、肝心のゲームとしては今一歩です

 

 

【評価】

 

 ○:実写を用いた ポイント アンド クリック アドベンチャーゲーム
 ○:チャプター初めのポスター
 ×:調べられるポイントがわかりづらい
 ×:ゲーム酔いしやすい

 ×:ローカライズ