【感想】 Thirsty Suitors | 遙か宇宙の彼方へ

遙か宇宙の彼方へ

のんびりと更新していく予定です

 Thirsty Suitors(サースティー スーターズ) の感想(レビュー)です

 かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です

 見るときに注意してください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


---------キ-------リ-------ト-------リ---------

 

【PV】

 

 

 

【感想】

 

tshriortsituys1

 

 南アジアの文化や伝統をベースに作られた作品です

 

 非常に濃い内容でキャラクター一人一人が個性派揃いです

 

 RPGのようなターン制バトル、スケボー、料理の三つを通して様々な関係を見直していくゲームとなっています

 

 

 スケボーは移動以外はほぼやっていません

 料理は戦闘のためにやっていた部分があります

 

 物語が非常に面白く濃いです

 

 

 グラフィック・音楽について

 

 濃い内容のゲームでキャラクターの容姿も濃いです

 インパクトに残るキャラクターです

 

 

 民俗音楽のようで普段聴かないようなタイプなので新鮮でした

 チュートリアルの音楽が女性ボーカルによる歌で民俗音楽っぽく感じることがある

 

 ジュークボックスで曲を変更できます

 曲は進行に合わせて追加されます

 

 

 《説明》

 

 アドベンチャーゲーム です

 

 

≪操作≫

 

tshriortsituys 4

 

 左スティック:移動

 

 ✕ボタン(長押し):走る

 

 □ボタン:アクション

 

 オプションボタン:ポーズメニュー

 

<スケボー>

 

 左スティック:移動

 

 R2ボタン(長押し):トリック変化

 

 L2ボタン(長押し)・左スティック下(長押し):ブレーキ

 ✕ボタン:ジャンプ

 ◯ボタン:180°クイックターン

 

 

≪基本≫
 

 1.戦闘について

 

 (1) コマンドについて

 

    a.攻撃:敵のHPを削り、ウィルパワー(WP)を溜める

    b.あおり:ウィルパワーを使い口撃する。うまくいけば相手の精神を揺さぶる

 

    (a) 敵の体力下にある?マークは効果があるあおりと数を表す

    (b) 揺さぶることが成功すると?マークからあおりのマークへと変わる

    (c) ?マークがないときはあおりが効果ないか無敵

 

    c.スキル:ウィルパワーを使い必殺の一撃や回復、仲間の召喚 など を行う

 

    (a) あおりが成功したとき効果が大きくなるスキルがある

 

    d.アイテム

 

    (a) アイテムはショップで購入、料理、もらう など で手に入る

 

 (2) QTEが発生するので指示に従う。成功すると攻撃・防御を強化できる

     例示すると以下のものがある

 

    a.小さくなっていく円が✕を囲むリングと重なるタイミングで押す

 

tshriortsituys 8

 

    b.左スティックを回転させる

    c.◯ボタンを長押しする

    d.バーに合わせて△ボタンを押す

 

 (3) 戦闘終了後XPを獲得し、レベルアップするとランクが上がる

 

tshriortsituys 9

 

    a.ボーナスポイントを得ると渇望属性に振り分けできる

    b.攻撃ランク・防御ランク・スケートランク・料理ランクの四つあり、戦闘終了ではHP・WP・攻撃ランク・防御ランクが上昇する

    c.各ランクはゲージが溜まりマックスになるとランクが一ポイント上昇する

 

 2.スケボー

 

 (1) ギフト → 戦闘になることがある

 (2) コンボの最後はフィニッシュ用オブスタクルで□ボタンを押すとフィニッシュとなる

 

 3.料理

 

 (1) QTEで料理を作る

 

tshriortsituys 10

 

 (2) 料理ごとに工程が決まっていて、それぞれの行程(画面左上の数字)ごとにポイント(画面右側)を得る

 (3) それぞれの行程ごとにヒート(画面左上の唐辛子マーク)を獲得する

 

    a.ヒートを消費してできることは以下の二点

 

    (a) 超絶技巧:QTEが多くなるがポイントが多くもらえる

    (b) 母親をほめる:ルーレットを回し運試しをする。ポイントが減る場合がある

 

 (4) 一定ポイントを獲得すると評価(スター)が上がる

 (5) 料理後にXPを獲得し、戦闘同様レベルアップする。料理ランクが上がる

 

    a.料理も獲得し戦闘でアイテムとして使用できる
 

 4.マップからエリアを選ぶ

 5.元恋人との戦闘に勝利すると仲直りする

   それ以降、頼まれごとを依頼されることがあり、それによって親密度が上昇する

 

 (1) 料理や戦闘がある

 

 6.ジャケット・靴・ボードを装備できる

 

 

 ゲーム内容について

 

 タイトルメニューにはバスに乗っている主人公の ジャラ・ジャヤラトナ が映し出されています

 

 ゲームを始めるとタブレットを見ます

 心理テストのサイトのようで、スケボーのチュートリアルを兼ねながら稲妻マークを目指していきます

 

 チュートリアルといっても画面左下に操作方法が載ってるだけです

 

 稲妻マークに触れると心理テストが始まり渇望属性チェックが行われます

 一問終えると会話があって、スケボーで移動して次の問題となります

 

 だけど、途中から心理テストの後の会話で他のキャラが登場します

 

 心理テストの結果は ボヘミアン でした

 

 そうして故郷であるティンバーヒルズに戻ってきました

 

 

 ジャラは心の中のナレーターと会話することが多いです

 ナレーターというかジャラと掛け合いをします

 

 ナレーターはジャラの元恋人のプロフィール など も話してくれることがあって優秀な存在です

 ただナレーターとの会話を見ているとシュールに感じることがあります

 すごく好きだけど

 

 また、画面右下にヒンティおじさんが現れることがあり、ゲームの説明をしてくれます

 最初は「誰?」って思ったけど、よく出てくるし他のキャラが濃すぎるしで馴染んでしまいました

 

 

 このゲームは基本的に QTE が組み込まれています

 戦闘や料理をするときは必ず出てきます

 スケボーはメインではないです

 

 それ以外にもあり、たとえば、ダイナーにいる犬の マチャン を可愛がると QTE が発生します

 

 犬との交流で QTE が発生するのは初めてかも

 かわいがるのもタイミングが重要なのかもしれません

 

 QTE は他のゲームと比べて簡単です

 基本的にスピードがゆっくりなのでタイミングがわかりやすいです。一部の料理行程で制限時間がスッゴク早いときは焦ります

 

 QTE の種類が豊富で、種類によってボタンが決まっています

 △ボタンを押す QTE が苦手でした

 

 

 基本的にスケボーに乗って移動します

 

tshriortsituys 12

 

 ダウンタウンをスケボーで乗り回してギフトを発見したので開けると おばあちゃんの刺客 との戦闘でした

 2回とも戦闘になったのでもう開けないと誓いました

 

 移動手段でスケボーする以外はほとんどしませんでした

 

 スケボーはカメラワークが悪くカメラを操作することができません

 ちなみに、カメラ操作はスケボー以外でもできません

 

 目的地にスターマークと方向の矢印が表示されるのはありがたいけどカメラで見渡せたらもっとよかったです

 

 チュートリアルのスケボーでコースが見づらく失敗しました

 カメラ操作があればコースがわかりやすくなっていたと思います

 

 また、ラスボス戦のスケボーも同様です

 ただ、ラスボス戦のスケボーはオートにできたのでオートにしました

 

 オートがあったのは嬉しいです

 でないと積んでいました

 

 

 戦闘はコマンド形式のバトルでRPGのようです

 元恋人と戦うことがメインとなります

 

 この元恋人との戦闘が長丁場となります

 

 まずはプロフィールが表示されます

 戦闘の舞台は元恋人の心の世界です

 

 ここだけでお腹いっぱいになります

 

 RPGの戦闘っぽく 攻撃 など のコマンドを選びます

 そうすると、その動きに合わせて QTE が発生します

 モーションが細かいです

 

 その後に会話になって選択肢を選ぶことがあります

 

tshriortsituys 6

 

 選択の結果によって渇望属性ポイントが手に入ることがあります

 

 相手とのやり取りが面白いし、ここだけで二人の関係がわかるようになっています

 戦闘だけで彼らとの過去がわかるのはよくできています

 

 元恋人との戦闘の最後は仲直りをして終わりです

 

tshriortsituys 5

 

 以後、クエストを受けることができます。全部で3個あり順に受けます

 

 この戦闘パートだけでも濃く、一戦一戦がラストバトルのような趣です

 また、彼らとのやり取りが面白いです

 

 とはいえ本当のラスボスはもっと脅威です

 

 

 ガンガンレベル上げを行って戦うことをしなくてもいいです

 料理 など でアイテムを入手し戦闘で使うことを忘れなければ問題ないかと思います

 元恋人戦で負けたことはありません

 

 戦闘では敵をあおって、あおりが成功したときはそれに対応するスキルを使って、より多くのダメージを与えることができます

 

tshriortsituys 7

 

 普通に戦うよりもあおった方がダメージを与えることができます

 WPが不足したときは普通に戦えばいいです

 

 戦闘は相手の会話を聞いて性格や関係性 など を読み取り、それらに基づいた あおり をすると成功します

 会話が彼らのことを知ることにとどまらず、戦闘を有利に運ぶヒントになっているのがユニークです

 

 元恋人との戦闘では会話後に弱点が変わることがあります

 

 

 料理はお母さんもしくはお父さんの指導の元、行程をこなしていきます

 最初は手洗いです

 

 料理の行程も QTE です

 普通に料理をしないで、一つ一つがアクロバティックです

 

tshriortsituys 11

 

 一つの行程を終了すると評価されポイントを獲得します

 そして、会話が始まります

 選択肢が出ることもあります

 

 お母さんとの会話は予想できるけどお父さんとの会話が意外にも面白かったです

 

『母さんをおだてる』とルーレットを回し評価が変わります

 私は運が悪くてマイナスの結果になることが多くてガッカリしました

 

 超絶技巧で挽回して最終的に星2個にするのがやっとで運の悪さとQTEを完璧にこなせないことが多かったです

 

 たまに最高ランクを獲得してお母さんやお父さんを満足させることができました

 このときの演出が面白いです

 

 料理は和解した元恋人 など のイベント以外、終盤で自主的に取り組みました

 すべては戦闘で使用するアイテムのために

 


 自由と思っていたけど、ルーティンがあってお約束事があります

 

 ダウンタウンのダイナーでウェイターに話しかけるとバナナミルクシェイクをくれます

 回復アイテムなので重宝します

 

 ダウンタウンから出入りしなくてもダイナーを出入りして話しかけると手に入ります

 

 他にも、夜になって帰宅すると冷蔵庫にある料理を手に入れたり、お父さんにお休みを言うとジャラのことがわかります

 そして、そのまま寝ちゃって寝室に連れて行ってもらいます

 これが毎日お馴染みの光景だけど、そういうのがよかったりします

 

 お父さんがお気に入りです

 

 キャラの濃いお母さんの影に隠れている印象のお父さんだと思っていたけど、さりげなくサポートしてくれます

 そしてボソッと毒を呟きます

 

 

 スタッフクレジットはスケボーでスコア稼ぎをします

 何もないけど

 

 その後、元恋人、家族、サウンディーの部下達と会話をし終了です

 

 次のチャプターはクリア後のモードで、料理やスケボーを自由にプレイできます

 

 

 その他・まとめ

 

 非常に濃い内容の作品でお腹いっぱいになりました

 

 RPGの戦闘、料理、スケボーの三種類があり、システムにQTE を組み込んでいます

 

  QTE がそれほど好きではないのに面白かったのは物語がよかったからです

 ローカライズがよかったです

 

 

 とっても濃い物語です

 南アジア文化や伝統をベースにした考え方とかもあるけど、同じアジアなのでわかる部分もあります

 

 

 戦闘の最後が相手をこてんぱんに倒すのではなく仲直りで終えるのが良かったです

 今までの関係を整理して新たなスタートを切れたと思います

 

 

 お勧めです

 

 

【評価】

 

 ○:民俗音楽
 ○:濃いキャラクター、物語

 ◯:戦闘、料理 → 相手との関係や物語を理解できる
 ×:カメラを変更できないこと。特にスケボーで感じる