【感想】 Figment 2:Creed Valley | 遙か宇宙の彼方へ

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のんびりと更新していく予定です

 Figment 2:Creed Valley(フィグメント 2:クリードヴァリィ) の感想(レビュー)です

 かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です

 見るときに注意してください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


---------キ-------リ-------ト-------リ---------

 

【PV】

 

 

 

【感想】

 

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 前作の主人公ダスティーとパイパーのコンビが再び活躍する続編が配信されました

 

 このゲームの特徴といえば、前衛的なグラフィックにボス戦や重要なシーンで歌うところです

 ボスが歌いながら戦うのは前作でも楽しかったです

 

 前作を知らなくても楽しめる内容になっています

 

 

 グラフィック・音楽について

 

 ポストモダンが出てくるなど美術の影響が強いグラフィックです

 シュルレアリスム のような雰囲気を感じるのはデベロッパーの作風です

 Back to Bed を開発したところです

 

 

 ボスが歌うという特徴があります

 今作はチュートリアルボスを除いてボスが決まっているので様々なジャンルの曲が聴けるわけではありません

 しかし、ラスボス戦では大いに盛り上げてくれます

 段々癖になる曲です

 

 

 普段は落ち着いた曲が流れます

 場所や状況、たとえば、視点スイッチを切り替える、によってアレンジされます

 

 あらゆる物が楽器になっています

 地面にある丸っこいドラムの近くでは打楽器が、スピーカーからメロディーが聞こえる など 楽器の近くで聞こえ方が変わります

 

 でも、持ち物を見ると心が落ち着かない音に変わります

 

 ミュージカルのようなゲームで前作よりも磨きかかっていて歌のタイミングもピッタリです

 雰囲気にも合っていて心情を曲に描いています

 

 捨てられた合唱団の歌がすごく好きです。でも、歌詞が人間の思いのようで酷いです

 タイトルは『The Didcarded Opinion Song』(捨てられた意見の歌)です

 

 

 スポティファイにサウンドトラックがあります
 

 

 《説明》

 

 アクションアドベンチャーゲーム です

 

 

≪操作≫

 

foiwgtmten 2

 

 左スティック:移動

 

 ◯ボタン:アクション

 

 □ボタン:攻撃

 ✕ボタン:ローリング

 

 ✕ボタン →(ロール中に)□ボタン:ロールアタック

 □ボタン → □ボタン → □ボタン → □ボタン → □ボタン:スピンアタック

 

 △ボタン:持ち物を見る

 左スティック左右:アイテムを選択

 

 オプションボタン:ポーズメニュー

 

 

≪基本≫


 1.手に入れたアイテムの使い方

 

 (1) 使う場所で『持ち物を見る』と表記されるので△ボタンを押す

 (2) 左スティック左右でアイテムを選択する

 

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 (3)『アイテムを使う』で使用する
 

 2.シナプス電池にバッテリーソケットを装着することでギミックを起動する

 3.持久ニューロン:緑色の珠が生っている木

 

 (1) 攻撃すると珠が落ちる

 (2) 緑色の珠を取ると体力が回復する

 

 4.視点スイッチを攻撃すると風景が変わる

 

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 (1) 心が開く・心が閉じるを切り替える

 

 5.思考ブロックは自動的に規則性をもって動いている

 6.閉じた心

 

 (1) 渦巻き模様の石を攻撃すると記憶膜の破片(だと思う)(紫色の珠)が出る

 (2) 紫色の珠を集めることでゲージが溜まっていく

 

     a.特定の割合(50%)まで溜めると記憶を取り戻す

 

 

 ゲーム内容について

 

 ダスティー(『勇気』)と鳥のパイパー(『楽観』)が悪夢を退治に向かうところから始まります

 

 池のようなエリアで蓮が水中に浮かんでいて、その上を歩いて移動します

 鯉が優雅に泳いでいたり、階段が鉛筆でできていたりと前作をプレイしていたら馴染みやすい風景です

 

 悪夢は黒ブタで突然現れます

 この黒ブタを倒すまでがチュートリアルパートを兼ねています

 

 前作を知らなくても繋がりはなく新しい物語なので問題ありません

 

 

 黒ブタを退治すると、とある人間の男性の視点となります

 

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 このゲームの舞台は、この男性の心の中です

 

 ダスティーとパイパーのコンビが心の中の悪夢を退治していく役割を担っています

 

 

 家に帰ると前作でお馴染みのラップで話しかける市長が『クリードの谷』で何かが起こっているということでリンゴの気球乗って出発します

 

 クリード(Creed)の意味は「信念」です

 この谷で男性が正しいと信じていることが何なのかを考えながらプレイすると、男性のことやジェスターの気持ちを理解できるかと思います

 

 クリードの谷には、たくさんの『意見』がいるのも、ここが「信念」の谷だからです

 

 ジェスターは男性に正しいと信じていることが間違っていることを語り続けていたと思います

 しかし、男性はその言葉を遮ってしまったために焦ったジェスターは間違えている信念を正そうと行動していました

 このままだと男性に悪い結果が起こるから

 

 そのことを知らないダスティーとパイパーが悪夢だと勘違いしているわけです

 

 このすれ違いが物語のキーとなります

 

 

 迷走する思考のように家をノックすると扉ごしに話すことができます

 窓から明かりが点いたら誰かがいるけど必ずしもそうではないです

 

 しかし、今作ではあちこちに『意見』がいるので留守のことが多いです


 

 視点スイッチを攻撃すると周囲の風景が変化します

 たとえば、通れない道が通れるようになったりする など の変化が起こります

 他にも木に電球が咲いたりします。木を攻撃すると落下します

 ポジティブとネガティブを切り替えていて、意見に話しかけたときも反応が変わります

 

 

 戦闘は特定の場所で起こります

 

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 打ち上げ花火の壁が現れて戦闘フィールドに閉じ込められます

 敵の種類が少ないので敵の攻撃パターンがわかれば簡単です

 戦闘フィールドが狭いときが大変でした

 

 遠距離攻撃は打ち返すことができるので、これを利用して敵と戦ったりパズルを解くことがあります

 

 全滅させると打ち上げ花火がパンっと打ち上がって終了です

 

 ダメージを負ったときは緑色の珠を取ると回復します

 敵を倒したりニューロンの木を攻撃すると緑色の珠が落ちます

 

 前作よりも緑色の珠に頼ることは少なく、寧ろ戦闘で苦労することがなくなりました

 一応ニューロンの木がある近くで戦闘が起こる確率が高いです

 

 

 前作とは違いボス戦が少ないです

 前作では複数の悪夢が登場するので、ボス戦がいくつかあったけど今作ではチュートリアルボスとジェスターしかいません

 その代わりラスボス戦は大暴れするので巧みな回避で魅せつけてやる必要があります

 

 また、前作ではフィールドに悪夢の影響でダメージを受けることがあったけど今作では少ないです

 

 それよりもエリアごとにバリエーションが増えて充実した内容となりました

 

 モラルのコンパスを修理するために四つのカーディナルストーンを手に入れることになります

 

 正義のカーディナルストーンを手に入れるために訪れたエリアでは事件が起こっていました

 ダスティーとパイパーが犯人探しをすることになります

 きちんと事情聴取をしたり現場検証をしたりして犯人を探します

 

 知恵のカーディナルストーンを手に入れるために訪れた倫理の迷宮でパズルを解くことになります

 戦闘もあるけど本格的な謎解きがあります

 

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 とっても楽しかったです

 

 

 やり込み要素として紫色の珠集めがあります

 主に記憶の石(渦巻き模様の石)を攻撃するとポンポン出てきます

 画面からは見えない通路があって、その先に記憶の石があったりします

 

 紫色の珠を集めて50%に達すると男性の過去の記憶を見ることができます

 一度見るとタイトルメニューの中の記憶から見ることができます

 100%

 

 エリアごとになっていてチャプター選択画面でマークで判別できるようになっています

 

 50%にするのは簡単だけど100%にするのが難しいです

 ギリギリいかないです

 

 

 その他・まとめ

 

 進捗状況24%でモラルのコンパスから続きを『続行』しても画面が真っ暗でいくら待っても始まらず3回やり直すも同様

 セーブデータは壊れていなくバグだと思います

 

 仕方なく、その前の『モラルの高地』からやり直しました

 

 

 前作よりも簡単な気がします

 ゲームオーバーにはならなかったです

 

 戦闘は適度にあるけどボス戦が少なくトラップも少なくなっています

 パズルや探索が重視されているような気がします

 

 いい物語で、前作とは違う展開となります

 最初は前作と同じように悪夢を退治する冒険に出かけるかと思っていたけど、こういう展開もよかったです

 このゲームにピッタリかと思います

 

 ジェスターの気持ちを理解すれば深く感情移入できるかもしれません

 

 

 お勧めです

 

 

【評価】

 

 ○:グラフィック
 ○:音楽、ボス戦を含む歌

 ○:物語

 ○:パズル、戦闘、その他 と様々な要素があり飽きないこと
 ×:戦闘フィールドが狭すぎるところがある