Sherlock Holmes:Crimes and Punishments(シャーロック・ホームズ:クライムズ アンド パニッシュメント) の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【PV】
【感想】
数年前にPS4で アガサ・クリスティ・ABC殺人事件(Switchでは、アガサ・クリスティ作『ABC殺人事件』 というタイトルで配信されています) をプレイしたことがあります。感想も載せています
実際に探偵のように状況証拠を集めたり推理したりして犯人を見つけるというゲームで、非常に面白かったです
一つ一つ証拠を積み上げて、それを根拠に見つけていくことが好きなので私にピッタリでした
そして、2020年にこのゲームを購入しプレイすると、あのときと同じようなシステムではまりました
しかも、ボリュームがあって充実した内容でした
グラフィック・音楽について
グラフィック、特に人物がよくできています
とある人物に尋ねているときに視線を反らしたりする など 心理状態がわかるようになっています
おかげで、推理の参考になりました
推理の邪魔をしない音楽です
ゲーム始まって、目隠しで銃を撃っているホームズから隠れているときの音楽は、「ペール・ギュント」から山の魔王の宮殿にて(グリーグ)です
≪説明≫
アドベンチャーゲームです
≪操作≫
左スティック:移動
R2ボタン(長押し)+左スティック:走る
右スティック:カメラ
左スティック(押し込む)+右スティック(押し込む):説明
R1ボタン:シャーロックの才能を働かせる → 見落としている物を見つけやすくなる
L1ボタン:シャーロックの才能を働かせる
□ボタン:事件簿を開く
△ボタン:推理空間を開く
×ボタン:アクション
タッチパネル:飛ばす
≪基本≫
1.ルーペマークで×ボタンを押すと調べる
(1) まだ調べていない物は背景色が白色、調べ終わった物は背景色が緑色になる
(2) ズームするときがあり、左スティックでポイントを動かし、水色に光ったところで×ボタンを押すと調べる
(3) アイテムを取ることがある
a.いくつかの物は会話で聞くことができる
b.検証することに使用することもある
2.会話シーンは選択肢から選ぶことで進行し、聞いていく中で選択肢が増えることがある
(1) □ボタンで人物を観察することができる
a.L1ボタン・R1ボタンで全身を観察し、ポイントが水色になったところで×ボタンを押すと特徴が出る
b.画面右の項目がすべてオープンになると人物像がわかる
(2) 特定の状況で尋問を行う
a.□ボタンのマークが表示されたときに、制限時間内に押すと、容疑者の陳述を覆す証拠(文章)がいくつか表示される
この中から当てはまるものを選択すると成功
失敗するとやり直し
(3) いくつかの証拠は、会話で尋ねることができる
3.シャーロックの才能を働かせる
(1) モノクロとなり、怪しいところで文字が表示される
近くにいって×ボタンを押すとズームする
(2) 左スティックを動かしてポイントが水色に光ったところで×ボタンを押すと調べることができる
(3) 調べ終わった後、同じ場所で、このモードにすると黄色表示される
4.推理空間を開く
(1) 二つの手がかりを組み合わせて推理する
a.R1ボタンで今まで手に入れた手がかりを表示する
手がかりは短文で表示されている
b.手がかりを×ボタンで選んで、それに合う組み合わせを選ぶ
(a) 二つの手がかりを組み合わせると推理が表示される
(b) 手がかりによっては組合わさらないものがあり、このとき赤文字で表示され打ち消し線が引かれる
(2) 推理を得ると、次の目標や犯人を予想することができる
a.推理の中には二択で表示されることがある
どちらかを選ぶと、そのタイトルがつく。後で変更可能
(3) 推理を決定していくとラインが繋がり、新たな目標や犯人が浮かび上がることがある
a.事件の犯人としての処遇を決めることができる
(a) 推理のパターンで犯人が変わることがある。そのため、推理が間違っていると冤罪となる
b.他の推理と繋がっていないときやまだ見つけていない推理があるときは赤色となる
(4) 新しい手がかりを得ると、画面右上に、R1ボタンと目のマークが表示される
5.証拠を検証するために遺体を検分、証拠品、実験、資料から探すことがある
(1) 暖炉の隣にある書庫から調査資料・新聞・百科辞典を見ることができる
a.証拠と関連する書物を選び、正しいものを選ぶと事件簿の書物に納められる
b.調べる物があるときに利用できる
(2) 暖炉の上に手紙が置いてある。前の話を解決したら届いている
6.ホームズの部屋でキャラメイキングと服装を変えることができる
(1) 化粧台:キャラメイキング(髪型と帽子、眼鏡、顔のひげ)
(2) 洋服ダンス:洋服メイキング
(3) 違う話になると前の話でしていたキャラメイキングと服装は初期設定に戻る
ゲーム内容について
全部で6話あり、それぞれの事件の推理を行い犯人を当てていきます
バラバラのお話かと思っていたけど、緩やかに繋がっています
なかなかブッ飛んだオープニングから始まります
予測不可能な行動を執るホームズと苦労人のワトソンという関係がわかります
事件は依頼を受けたり巻き込まれたりしていきます
基本的には殺人事件で、中には別の事件を捜査している過程で浮かび上がったりします
各話によってボリュームが違いバラエティーに富んでいます
第4話が一番短くわかりやすいです
証拠を集めるのに一番苦労したのは第3話でした
捜査というよりも発掘作業をしていたような気がします
推理というよりも謎解きです
第1話は難しくなく、きちんと証拠を集めていけば真実に辿り着きます
きちんと考えていけば冤罪も回避できます
このゲームのシステムを理解するのにピッタリなお話です
犯人を見つけるために、具体的な証拠を集めること、客観的に検証すること、容疑者の話に整合性があるか見抜くことが要求されます
具体的な証拠を集めるためには、現場検証、遺体検分(話によって)、遺留品や容疑者の押収物の確認 など をしていきます
客観的に検証するためには、実験したり、ホームズの家にある書庫から資料を調べたり など をしていきます
容疑者の整合性があるか見抜くためには、具体的な証拠と容疑者の会話との矛盾点を見つけて指摘する必要があります
必ずしも真実を語っているわけではないので、その嘘を見破るために具体的な証拠と客観的な事実が必要となります
ちなみに、間違った証拠を選んだ場合やり直しとなるので優しいです
捜査の過程でまだ見つけていないこともあるので地道な努力が大切です
そうして、集めた情報を整理して犯人を絞っていきます
推理空間で二択になっている証拠から一つを選んでいきます
そうすると、点が繋がり線となり、新たな目標や犯人が浮かび上がります
このゲームの特徴として、推理で得た犯人をどうするか決めることができます
ただ、その犯人が無実の場合があります
そうなると、冤罪となるので慎重に結論を出した方がいいです
というのも、二択の選択によって線の繋がりが変わってしまい、犯人や動機も変化します
だから、しっかりと情報を集め、それを整理して推理していくことが大切です
安易に考えたらダメで、過程を重視しているのは私好みです
捜査の過程でミニゲームがあります
一番多かったのが鍵を開けることです
ラインを繋げるパズルゲームで楽しかったです
アクション要素があるミニゲームは難しかったです
ミニゲームはパスすることができ先に進むことができます
捜査に集中したい人やクリアできない人には嬉しい機能です
自分も一つだけパスしたことがあります
実験を通して検証していくのも楽しかったです
化学実験をうまくゲームに落とし込んでいます
わかりやすく、しかも楽しく実験できました
推理に集中できるようなシステムになっていて、新しく情報を手に入れたときに画面にマークが表示されます
また、R1ボタンやL1ボタンを使う場所でマークとボタンが画面に表示されるので何をしたらいいか迷うことがありませんでした
そして、推理空間で新たな結び付きができるときもマークとボタンが画面に表示されます
これは嬉しい機能です
推理に疲れたときにホームズの事務所にある望遠鏡を覗いて癒されようと思ったら…
…
……
………
とりあえず、頑張ろうって思いました |д・)チラッ
一応、他の場所を見るかと思い、数回見たけど、すべて同じ人物でした
誰なんだろ?
このゲームで一番の未解決事件です
その他・まとめ
ローカライズは、たまに怪しいです
意味はわかるけど使用している単語とかが違ったり、単語の漢字の一部がないときがありました
特に、後半の章になると目立ってきます
推理するときに文章は重要なのでしっかりしていると完璧でした
とはいえ、支障はありませんでした
マップから目的地に行くときに馬車の中の画面になります
ロード画面だけど、このときに事件簿を見たり推理空間を開くことができます
このロード画面のときにホームズが見ているのが事件簿です
たまに、ワトソンが覗き込もうとしているのがクスッとします
過程を重視した推理ゲームをプレイしたい人にはピッタリの内容です
ミニゲームの中には難しいものがあるけどパスできるので詰まることはありません
冤罪を生む可能性があるので推理力が試されます
お勧めです
【評価】
〇:ボリュームある内容
○:推理に集中できるシステム
○:過程を重視した推理方法
×:ローカライズが怪しいことがある