【感想】 Obduction | 遙か宇宙の彼方へ

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のんびりと更新していく予定です

 Obduction(オブダクション) の感想(レビュー)です

 かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です

 見るときに注意してください

 攻略に繋がることにも触れているので要注意です

 初めてプレイする人は、事前に情報を入手しないでプレイすることをお勧めします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


---------キ-------リ-------ト-------リ---------

 

【PV】

 

 

 

【感想】

 

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 MYSTを開発したCYAN(サイアン)によるゲームです

 海外では2016年に配信されたけど、日本には2018年に配信されました

 

 MYSTはプレイ日記を書くぐらい好きなゲームなので楽しみにしていました

 

 プレイしてみると悩むことが多いゲームでした

 でも、MYSTよりは簡単にクリアできました

 

 反対にベストエンディングは難しかったです

 MYST同様マルチエンディングでベストエンディング含めてすべてのエンディング(三つある)を見ました

 

 グラフィック・音楽について

 

 風景が綺麗です。周囲を見渡すだけ、ただ歩き回るだけでも満足します

 

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 普段は効果音で、音楽は特定の場所で鳴ります

 いきなり鳴ったりするのではなくソーッと入ります

 音をよく聴くにはヘッドフォンをしてプレイした方がいいです

 

 《説明》

 

 ハイレベル謎解きアドベンチャーゲームです

 

 理論的なパズルが待ち構えています

 

《操作》

 

 左スティック:移動

 右スティック:カメラ

 

 ○ボタン:(カーソルが○ボタンになったとき)調べる

 

 MYSTとの比較から

 

 MYSTと同じように理論的な謎解きで理不尽さがありません

 周囲を観察し、手がかりを見つけ解いていきます

 時には、SSを撮ったり、メモを取ったり、コントローラーを置いて紙とペンを用いて熟考したりしました

 

 MYST と Obduction を比較しながら、このゲームについて説明していきます

 

 1.突然見知らぬ世界に飛ばされる

 

   MYSTは本から本の中の世界に飛ばされ、Obductionでは謎の光を追っていくと別の世界に飛ばされました

 

   そこは、地球ではない別の惑星のようです

 

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 2.様々な世界がある

 

   MYSTでは、飛ばされた世界に置かれている本から、その本の世界(時代)に飛ぶことができます

   Obductionでは、スワップマシンから別の惑星へスワップ(転送のこと)することができます

 

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 3.メモや本 など の資料

 

   MYSTとObdutionにはたくさんの本やメモがあります

   この世界のことがわかるものや攻略に役立つものがあります

 

   MYSTは本の世界ということで、読み物として読むのが楽しいということがありました。特に物語風な日記が

   Obductionでは、MYSTよりもこれらの物を読み解く必要があります。科学的検証が多いです

 

 4.謎解き

 

   両方とも世界観に密接に絡み合った謎解きになっています

 

   MYSTは、本ごとに世界が異なり、本ごとに特色があります

   Obductionは、いくつかの惑星があり、それらが密接に繋がっているのでMYSTと違い独立していません

 

   Obductionでは、量より質という感じで一つ一つの深みのあるパズルが待ち構えています

   そのため、パズルやギミックについて深く理解する必要があり、その手段として資料を読み解くことが重要になります

   たとえば、スワップについていうと、「別の世界に転送すること」だけでは理解したとはいえず後々積むことになります

 

 5.マルチエンディング

 

   ゲームをプレイしていく内に抱く感覚が似ています

 

   MYSTでは、赤いページと青いページを探すことになります

   それらを集めていく内に自分のやっていることが正しいことなのか疑問に思いました

   Obductionでは、本やメモを読み込むことで自分のやっていることが正しいことなのか疑問に思いました

 

   最初にバットエンディングを見ました

   途中からあることに疑問を感じていたので予想通りだったけど、その「疑問」を納得する形で解消することができませんでした

  「こうすればいいのかな?」という推測を裏付ける根拠がなかったからです

   しかし、熟考していく内にヒントがあったことに気がつきました

 

   後は、それを実践したらベストエンディングを見ることができました

   ベストエンディングを見るのは、MYSTより難しかったです

 

   読み物をきちんと読む+検証をしないと疑問に思わないかと思います

 

   ちなみにエンディングは三つあり、ベストエンディング・バットエンディング・超バットエンディング(?)です |д・)チラッ

 

 

 

 ゲームを開始して少し経つとこんなことを言われました

 

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 MYSTでは、結果としてそうだったよなぁ としみじみ思いながらプレイしていると……

 

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 いました ( ̄□ ̄;)!!

 MYSTのシーラスです(CYANの人です)

 MYSTでは最初信用していた人です \(゜□゜)/

 

 いや、いろいろと違うし登場が早すぎます (・_・;)

 

 ということは、お兄さんもどこかにいるはずです

 MYSTではアトラスを演じていた方です

 この方は信用できます

 

 MYSTでは本に閉じ込められていました

 Obductionでも閉じ込められているかもしれません

 

 思い当たる所が一つあり、名簿を調べ、ヴィレインテクノロジーを使うと見つけました ・:*+.\(( °ω° ))/.:+

 

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 やっぱり… (・_・;)

 閉じ込められるのがお好きなのね… ( ̄□ ̄;)

 いや、今回は自分からですね(どういう意味かはプレイしてください)

 

 ゲーム内に実写映像が融合されているのもMYSTでおなじみです

 

 探索していると、MYSTのチャネルウッドの時代にあったパズルを見つけました

 

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 見ただけで何をすればいいかわかりました。MYST好きにとっては懐かしい物です

 

 そして、いろいろと探索していくと、遂にMYSTの本を見つけました ・:*+.\(( °ω° ))/.:+

 

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 本を捲ったら本の世界に行くことができるかなぁ ( ;゚─゚)ゴクリ

 

 …

 ……

 ………

 

 。゚+(σ´д`。)+゚・クスン…

 

 他にも小ネタがあって、たとえば、下のSSはCYANの最初の作品 The Manhole のものです

 

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 ゲーム内容について

 

 のんびり探索するだけでも楽しいです

 過去と現在と未来が同居する世界で、奇妙な光景が目の前に広がります

 

 西部劇に出てきそうな町並みがあるかと思えばガソリンスタンドがあったり、カセットテープやダイヤル式の公衆電話 など の過去によく使われていた物があるかと思えばプロジェクター など 現在も使われている物があります

 

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 そして、当たり前のように存在する未知の物があります

 

 また、この世界はドーム状の形をしていて、あちこちに球形の形で抉り取られている場所を見かけました

 

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 タイトルはこの不思議な地形からつけられたのかもしれません

 PVを見ると、Oだけが離れていくので、Oを地球に見立てると、地球から強制的に離される という意味もあるのかもしれません

 

 ドーム状の地形は、普通だったら端に行くと行き止まりだけど、このゲームではループしています

 例えば、北端からさらに北に進むと南端に辿り着きます

 

 CYANの作るパズルは理論的で理不尽さがありません

 MYSTのチャネルウッドの時代を例にとれば、このエリアは水を電力としていて、バルブを辿っていけば電力を復旧させることができます

 同様に、Obductionでも電力を入れるときに電線を辿っていけばどうすればいいかわかるようになっています

 

 問題を解決するのに筋道をたてて検証していけば必ず解くことができます

 

 謎解きは、MYSTよりは少ないけど量より質で掘り下げています

 特に以下の物を「理解」しておかないと苦労するかと思います

 

 1.ドームとスワップ

 

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 2.モーファンテクノロジーとそれに抗う手立て。色も重要

 

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 3.ヴィレインテクノロジーとコミュニケーション方法

 

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 ただ、残念だったのが上の3です

 ヴィレインテクノロジーは上のSSで、四進法を用います

 

 4^4×N5+4^3×N4+4^2×N3+4^1×N2+4^0×N1

=256×N5+ 64×N4+ 16×N3+  4×N2+  1×N1

 

 4^3は4の3乗です

 N1~N5の数字部分はNの右下に書くものとします(表記できなかった)

(0≦Ni≦3,1≦i≦5,N,i∈自然数)

 

 ヴィレインテクノロジーの小球と四進法の256・64・16・4・1はリンクしています

 つまり、どの小球がどの数字か決まっています

 また、Nもヴィレインテクノロジーの何かとリンクしています

 これらは検証していけばわかります

 

 そして、5ブロックある橋とヴィレインテクノロジーもリンクしています(小球とN両方とも重要)

 

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(ちなみに、上のSSは、256×2 です。敢えて512と書かないのがヒントになるかと…)

 

 しかし、ヴィレインテクノロジーの入力に失敗しても自動的に修正してくれるので適当に結んでも橋を架けてくれることがあります

 

 おかげでパズルが死んでしまいました

 これは優しくしすぎたと思います

 ヴィレインテクノロジーに関する検証にかけた時間が…… ∑(-x-;)

 

 ゲームとしては、MYSTと違って自分で移動して怪しいところを調べます

 調べることができる物は点滅しているのでわかりやすいです

 ただし、調べることができる物以外にも注目する所があります。謎解きのヒントになります

 

 謎解きはSSを撮ったりメモを取ったりする以外にも特定の場所でガイドがオープンになります

 このガイドも謎解きに役立つ(どの謎解きに必要かは自分で考える必要がある)かと思います

 私は終盤まで見なかったけど……

 

 上述した通り、最初はC.W.を信用していませんでした

 だから、ハンラスより先にカプターを終えました

 信頼していないせいで序盤から行き詰まった私に暖かい言葉を投げ掛けてくれました (・ε・)

 

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 他にもため息をつかれたり、心底愛想をつかれたんだろうと思います

 

 他の惑星からクリアしたことで、MYSTと一緒で自由に解いていいことに気がつきました

 ただ、MYSTとは違って、各惑星はスワップマシンによって密接に繋がっています

 そのため、スワップマシンで往き来しないとクリアできません

 方向音痴にはキツいかもしれません

 

 その他・まとめ

 

 スワップしたときやツリーの根っこに向かうときに長めの読み込みがあります

 カメラ以外動かすことができず待たされることになります

 スワップすることが多いのでもう少し短いとサクサク進めたかと思います

 

 攻略には関係ないけど、トロフィーに関係しているものがありました

 普通にプレイしていたら気づかないかやらないものです

 イースターエッグだけがわかりません

 

 理論的なパズルなので、しっかりと考えていけば解くことができます

 解答を探すよりも自分で悩んで解く方が楽しいです。充実感を味わうことができます

 

 MYSTをプレイしたことがある人は懐かしいと思う小ネタがあるのでMYST好きな人は喜ぶかと思います

 

 ゆっくり風景を堪能しながら、熟考してパズルを解くのが楽しいです

 

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 パズル好き、ミスト好きな人は楽しむことができるかと思います

 

 お勧めです

 

【評価】

 

 〇:探索するのが楽しい → 綺麗な風景を見るだけでも
 ○:理論的な謎解き → 理不尽さがない

 〇:MYST好きには堪らない小ネタ
 ×:スワップマシンを使用したときなど一部長いロード時間がある
 ×:ヴィレインテクノロジーが自動的に修正してくれるのでパズルになっていない