【感想】 RiME | 遙か宇宙の彼方へ

遙か宇宙の彼方へ

のんびりと更新していく予定です

 RiME(ライム) の感想(レビュー)です

 かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です

 見るときに注意してください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


---------キ-------リ-------ト-------リ---------

 

【PV】

 

 

 

【感想】

 

rime21

 

 海外で配信された同じ週に日本でも配信されました

 てっきり遅れて配信されるかと思っていました

 

 配信される前はそこまで楽しみにしていませんでした

 しかし、同日に購入した Hyper Light Drifter が高難度で何回も心折れそうになったときの癒しとしてこのゲームをプレイしました

 

 そして、ゲームをクリアしたときに購入してよかったと思いました。グッとくる話でした

 ただ、収集要素を集めるのはめんどかったです

 

 グラフィック・音楽について

 

 ICOをアニメっぽく表現したようなグラフィックになっています

 ICOはキャラがアニメっぽく風景は写実的っぽかったけど、RiMEは両方ともアニメっぽいです

 

 水の表現が綺麗です。スタート直後しばらくボーッと海を眺めていました

 

rime2

 

 時間経過で昼から夜に変わります

 ステージによって天候も変化していきます

 

 プレイを開始するとチェロの暖かい音楽(Departure)が癒してくれました。一瞬、風ノ旅ビトっぽいと思いました

 弦楽器を中心とした音色が好みです

 

 スタッフクレジットやクリア後のタイトル画面の音楽、そしてやり込み要素の子守唄の曲 The Song of Sea もお気に入りです

 △ボタンで歌うときがあります。その歌がいい感じです

 

 狐の鳴き声がコンコンではなくワンワンって聞こえます

 これは国によって鳴き声が違うからなのか、または、狐だと思っていたけど実は犬だったのか…

 謎です (+_+)

 

 ゲーム内容について

 

 パズルアドベンチャーゲームです

 

 オープニング後、海岸で倒れている少年のシーンから始まります

 

rime1

 

 何もしないで眺めていてもそのままなのでボタンを押すと起き上がりました

 そのまま自由に行動できるようになり、所々で操作説明に当たるボタンが表示されるけど目的や行き先などの指示はありません

 

 青い空や澄んだ海が綺麗で、周囲をただのんびり探索するだけでも楽しいです

 探索していくうちに、今いるところが明るい雰囲気の孤島だとわかりました

 

 そうして進んで行くと、かわいらしい狐の石像を見つけました

 

rime4

 

 そこからは辺りを見渡すことで目的がわかります

 そして、途中で出会う狐が道案内をしてくれるようになります

 ただ、基本的には一人旅で、目的地や迷子になりそうなところに狐がいて案内してくれます

 

 基本的に一本道で、先に進むためにはギミックを解除する必要があります

 また、先に進むと戻ることができなくなります

 

 所々に脇道があり、そこを探索するとやり込み要素のどれかを見つけることができます

 

 孤島を探索していると、この島はそれほど広くないと思いました

 しかし、孤島から次のエリアに移ったときに様々なエリアを旅するゲームだということを知りました

 他のエリアは広く、ボリュームがありました (ノ゚ο゚)ノ

 

 エリア探索 → 真相(?) という構成でゲームが進んでいきます

 下のSSにある鍵穴のような場所を抜けると真相(?)を見ることができ、次のチャプターへ進みます

 

rime7

 

 ただ、新しいエリアに進むと前のエリアに戻ることができません

 そのためやり残しがあったらクリア後に再挑戦するしかありません

 

 最初のエリア 孤島 で先を知りたかったので、やり込み要素や島の景色を堪能するのを後回しにしていたら元に戻れなくなってガッカリしたことは内緒です |д・)チラッ

 そして、そのままの勢いでやり込み要素を無視してストーリーを優先させました(景色は堪能したけど)

 

 何もわからない状態で始まるけど、そんなことは気にせず、空や海や川が綺麗だったり猪や魚がいたり周りの景色に和んだり癒されたりしました

 風景を楽しみながら自由に探索しました

 

 でも、そんな楽しい気持ちは続かず、少しずつストーリー……真相がわかってきます

 

rime9

 

 すべての真相がわかってからはグッとくるのと同時に、思っているのと違う展開に驚きました


 雰囲気ゲームで意表をつくものはあまりないかもしれません

 なんとなくの印象としては、ブラザーズ 2人の息子の物語 をプレイしたときと似ているかもしれません

 

 とはいえ、他の雰囲気ゲームっぽいところがあります

 

 まずは、ICOです。特にICOの影響が強いと思います

 ジャンプの挙動や段差を移動しているとき・崖にぶら下がっているときに反対側の崖に飛び移るときのモーションが似ています

 

rime17

 

 ICO好きなので、すんなりとプレイできました

 

 また、下のSSのようにワンダと巨像に出てきた遺跡に似ているものがありました

 巨像のいる遺跡に向かう長い橋っぽいと思いました………短かいけど |д・)チラッ

 

rime3

 

 ゲームの始まりがチェロで始まるところや赤いフードの旅人さんに似た人は 風ノ旅ビト に似ています

 最初のコスチュームがある場所で、旅人さんと一緒に向こう側にいる旅人さんを見つめ合いました

 

rime19

 

 旅人さんって二人いるの?( ̄□ ̄;)!! っていうシュールな場面に唖然としたけど、この旅人さん重要人物です

 

 探索していると様々な発見があります

 

 まずは、この世界には様々な生物がいます

 猪やワンダと巨像でおなじみのトカゲなどがいます。このトカゲがかわいいです

 

rime26

 

 次に、思わせぶりな物があります

 

 あちこち舞台が変わるのに象徴的な鍵穴の開いた塔を見ることができます

 

rime20

 

 度々出てくるこの構図の絵や像。王女を亡くし悲しみにくれる王と王子です

 

rime28

 

 他にも、下のSSのような顔が半壊し、天に向かって何かを請うているようにみえる石像とかも印象に残りました

 

rime10

 

 このゲームに言語的表現が一切ないので表情や動きで判断していきます

 音楽も重要な役割を果たします

 

 オプションボタンから 設定 → 操作 から見ることができる操作説明もすべて絵で説明してありました

 

rime32

 

 この説明はわかりやすいです

 

 このゲームの大きな特徴は、パズル要素が強い雰囲気ゲームです

 パズルは難しくなく、周囲を見渡せばわかります

 わからないときは壁画・床に描いてある絵などが参考になるときがあります

 

rime13

 

 パズル好きなので楽しかったです

 

 やり込み要素について

 

 やり込み要素が豊富です

 主に下記のものがあります

 

 1.トロフィー

 2.エキストラ(メニュー画面から)

 

 (1) コスチューム

 

rime43

 

     a.ステージのどこかに隠されている。数はステージ選択で見ることができる

     b.コスチュームの場所は固定

     c.着替えることができる

 

 (2) おもちゃ

 

rime36

 

     a.ステージのどこかに隠されている。数はステージ選択で見ることができる

     b.おもちゃの場所は固定

     c.右スティックで回転させることができる

     d.エピローグが少し変化する。中身は変わらない

 

 (3) 紋章

 

rime40

 

     a.ステージのどこかに隠されている。数はステージ選択で見ることができる

     b.いくつかのパーツに分割されている。パーツの場所は固定

     c.なぜか回転させることができる

 

 (4) 子守歌

 

rime33

 

     a.ステージのどこかに隠されている。数はステージ選択で見ることができる

     b.(1)~(3)と異なり固定ではない

     c.ほら貝の形をしていて一つ見つけるごとに曲のパートがオープンになる

     d.曲は、The Song of the Sea

     e.すべて埋めるまでは見つけた分までのピアノソロ、すべて集めると歌入り

 

 (5) 鍵穴

 

     a.ステージのどこかに隠されている。数はステージ選択で見ることができる

 

rime34

 

     b.(1)~(3)と異なり固定ではない

     c.すべて見つけると一つの物語になる

 

 (6) ギャラリー

 

rime35

 

     a.チャプター終了後オープン(?)

 

 3.エキストラのやり込み要素はステージ選択で確認できる

 

 rime39

 

 4.白い影:エンディングが変化する

 

rime42

 

 

 トロフィーやエキストラにあるものは本筋ではなく隅々まで探索をしないと見つけることができません

 特に、エキストラにあるもの・白い影は見つけにくいところにあるので見落とすことがあります

 

 たとえば、最初のチャプターにある一つ目のコスチュームを見つけるのに苦労しました

 一見見ただけではわからないような所に洞くつが隠されていました

 

 トロフィーは ブラザーズ 2人の息子の物語(PS3)のように脇道にあることが多く、中には普通こういう行動はしないだろうっていうものがありました

 

 これらのやり込み要素を集めるのが大変です

 それは、もし見落としてしまった場合やり直すのがめんどいからです

 

 クリアすると ステージ選択 が追加され、プレイしたいチャプターを選択できます

 

rime5

 

 ステージ選択を見ると各チャプターのやり込み要素の数がわかります

 

 このステージ選択は、チャプターの最初からしかプレイできません

 フィールドがそこそこの広さで、場所によっては元に戻ることができません

 そのため、見つけていない物がある場所によっては長時間プレイすることになります

 

 ちなみに、やり込み要素を見つけるのに何回もやり直しました

 下の数はやり直した回数です

 

 チャプター1 3回 → 判りづらい場所がある

 チャプター2 2回 → 鳥が襲ってこないときに探索できる・エリア全体を探索できるから楽

 チャプター3 3回 → 戻ることができない場所が多く、見落とすと最初から

 チャプター4 5回 → ワープしたりするので見落としやすい。一番やり直した

 チャプター5 2回 → 気づきにくい場所がある。2回で済んだのはたまたま

 

 チャプター4が難しかったです

 ワープ・取りに行くタイミングがあるものがわからず、素通りしたりめんどくなったりで5回プレイしました

 

 細かくステージ選択できると楽でした

 

 すべての白い影を見つけてから最終チャプターをプレイするとエンディングが変化します

 この変化した部分が感動します

 

 普通だったらエンディングを数種類用意するかと思うけど、このゲームは違います

 エンディングは一緒だけど、あるものが付け加えられられています

 その付け加えられたもの(しかも数秒)にウルッとします

 

 その他・まとめ

 

 タイトル画面が進行状況によって変化します

 

 チャプター1は道案内をしてくれる狐と孤島

 

rime15

 

 チャプター2は少年を襲ってくる鳥と岩山

 

rime8

 

 チャプター3はロボットの衛兵と森の遺跡

 

rime6

 

 以下省略

 

 どのタイトル画面にも鍵穴の開いた塔が映し出されています

 

 ずっとプレイするだけではなく、エリアが変わったと思ったらタイトル画面に戻ってタイトル画面を見るのも面白いと思います

 ただし、セーブしてないと悲しいことになるけど… |д・)チラッ

 

 ストーリーがいい雰囲気ゲームです

 音楽やグラフィックもいいです。特に音楽がよかったです

 やり込み要素を集めるのはめんどいけど、それ以外は楽しいです

 

 お勧めです

 

【評価】

 

 ○:グラフィック・音楽
 ○:ストーリー

 ○:探索する楽しさ
 ×:チャプターを選択するときに最初からしかプレイできない → やり込み要素を集めるのがめんどい