Everybody's Gone To The Raputure -幸福な消失- の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【感想】
PS4で世界同時に配信されたゲームです
いつでもできそうなので配信日には購入しなかったけど、期間限定でテーマが貰えるので配信された週に購入しました
音声:英語・字幕:日本語 でプレイしました
プレイは酔いとの戦いでした。クラクラしながらプレイして限界が近づきそうになったら休んでの繰り返しで先に進むのが難しかったです
3D酔いとの戦いを制しクリアしたけど、話を理解するために2周目をプレイする勇気がありません
グラフィック・音楽について
グラフィックは凄く綺麗です。特にあちこち咲いている花と満面に広がる星が綺麗でした
音楽は美しいです。荘厳な賛美歌っぽいです
音楽の鳴る場面がピッタリで、コーラスが曲とストーリーを盛り上げてくれます
効果音は、風の音・水の音 など 様々な音が臨場感を高めてくれます。蝿の音さえもです
たくさんの鳥の囀りが癒してくれます
ヘッドフォンでプレイしていたけど、何もないところで人の声が聞こえたりすることがありました
ヘッドフォンでプレイするほうが向いてそうです。臨場感がありすぎてある場所では蝿が五月蝿いけど…
ストーリーについて
ストーリーを楽しむゲームだと思います
上辺や都合のいい話ではなくしっかりとした人間ドラマです
登場人物が多く1周目では把握するのが難しいです
何人か重要人物がいて、特定のエリアに行くと名前が表示されます。下の画像は一番最初にでてきた人物です
ストーリーは断片的で時系列や繋がりがバラバラなので、1周目で理解するのは難しいです
舞台は同じだけど、時間がドンドン変化していきます
会話を聞いていると影が動いているのがわかります
そのため、時間設定がいつなのか繋がりがどうなのか考える必要がありそうです
また、登場人物の心理や動きがわかると、なぜこういう行動をしたかなどわかるかと思います
ストーリーを深く知りたいなら周回プレイ必須かもしれません
ゲーム内容について
アドベンチャーゲームです
自分の目で見て、自分の耳で聞き、自分の足で行動したことを元に、自分の頭で考えていくゲームかと思います
操作説明の上下に書かれていることがすべてです
ゲームというよりは、主に会話を聞くことによってストーリーが展開します
光で人を表現しているけど、抽象的に表現されているので表情や細かい動きはわかりません
そのため、会話を聞くことになります
断片的にストーリーが語られていきます
発生条件は2通りです
1.ある場所で自動的に発生する場合
2.光の玉が見えたときにコントローラーを反応するところまで傾ける場合
下の画像は、光の玉が見えたときのイベント(上記の2)です
コントローラーを傾けるときにしばらくそのままにしていないと駄目なときがあります
ゲームらしくないゲームだけど、このシステムはゲームっぽかったです
もしどこでイベントが起こるかわからなくなったときは、気まぐれな光の後を追っていくと案内してくれます
たまに気まぐれな光にイラッとしたのは内緒ですが…
この光の近くにいると何か声が聞こえるような気がします
ローカライズは会話などの台詞のみで、一部の音声や張り紙などにはされていませんでした
会話だけではわからない街の雰囲気とかを知るきっかけを潰してしまっているのは残念です
また、会話シーンで登場人物が多いときに一瞬で字幕が消えてしまい見落とすことがありました
これは、音声を英語・字幕を日本語でプレイしていたためで、音声を日本語にすれば問題ないかと思います
街は丁寧に作られていて本物の街がそこにあるかのようです
雰囲気を大切にしているためゲームならではの要素を削ぎ落としている気がします
操作も最低限で、移動・辺りを見渡す・探索しかありません
移動は歩きだけど、本当に歩いているかのようです。そのため遅いです
コントローラーの説明の項目にはないけど、R2ボタンで走ることができます。でも、小走り程度です
たまに走ったときに歩くより遅くなることがありました。オイッって突っ込みを入れたくなります Σ\( ̄ー ̄;)
テレビやラジオや電話があり、これらを聞くことで世界のことがわかってきます
どこかで数字のコードが聞こえたら近くにラジオがあります
とある人物の回想が語られます。物語の核心に触れる内容っぽいです
電話の呼び鈴が聞こえたら近くに電話があります。会話が聞こえます
その他
私は、FPSなどのゲームをプレイしていると酔うことが多く、最悪酷くなります
最近は少しずつ慣れたのか酔わなくなってきていました
でも、このゲームをプレイしたら酷くはならなかったけど地味に酔いました(長時間プレイは無理でした)
自動でセーブされるけど、セーブのタイミングが光の玉をコントローラーで動かして見るイベントの後しかありません
そのため、止めたくても止めることができず時間に余裕がないときしかプレイすることができませんでした
まめにセーブポイントがあるか自分でセーブできるとよかったです
ゲーム的な要素は、トロフィーだと思います
ブラザーズ(PS3)と同じような感じで脇道に反れないと獲得できないものばかりです
しかし、同じことを繰り返したりじっと待たなければトロフィーを取れないものがあり、トロフィーにまで時間の無駄遣いを要求されました
このトロフィーの取り方がわからず、酔いが酷かったので休んでいたときに取ることができました
そのときに、待たなければならないことがわかりました
ゆったりしたゲームなのにトロフィーでも時間をゆったり使うのはめんどいです
このゲームは、TVでプレイするよりVRとかでプレイするのに向いてそうなゲームです
おそらくVRが出回ってからVR向きに制作する方が楽しめたものになったかと思います
ゲームをプレイしたい人にはつまらないと感じるかもしれません
でも、骨太なストーリーを楽しみたい人や綺麗な風景をのんびり堪能したい人に向いているかと思います
酔いやすい人は注意です
【評価】
○:ストーリー
○:街の造りこみ
○:音楽
×:セーブポイントが少ない
×:移動スピードが遅い
×:ゲームとしてプレイするとガッカリするかも