Dagon:Complete Edition(ダゴン:コンプリートエディション) の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【PV】
【感想】
2021年にPCで配信され、その後3つのDLCも配信されています
PS4版は最初からDLCがあり、全部で4本の作品があります(本編 + DLC3本)
ラブクラフトの短編小説を読むことができます
ゲーム要素としてトリビア探しがあるけど、基本的に朗読を聞きながら字幕を読んでいきます
情景にピッタリなグラフィック・音楽、そして朗読によって小説を楽しむことができました
短編なので数時間で全部読み終えてしまいます。本編は30分ぐらいです
《説明》
アドベンチャーゲーム です
≪操作≫
左スティック・右スティック:照準を動かす
L1ボタン(長押し)・L2ボタン(長押し):ズームイン
◯ボタン:調べる
オプションボタン:ポーズメニュー
≪基本≫
1.丸印に中央のドットを合わせると早送りマークに変化する
早送りマークを調べると続きの文章が始まるか次の場面へ移る
2.木の枝マークを調べるとトリビアを読むことができる
(1) 画面のどこかに隠されている
(2) タイトルメニューの『トリビア』から今まで見つけたものを読むことができる
a.アンロックを選ぶとすべてのトリビアをアンロックするけどトロフィーを取得できなくなる(最初はアンロックの項目がない。上のSS)
ゲーム内容について
インタラクティブなノベルゲームで、オートではなく◯ボタンで次に進みます
ノベルパートと探索パートに分かれていて、交互に進行します
ノベルパート = 小説の朗読(選択肢はありません)
探索パート = 周囲を見渡す + トリビアの発見(必ずあるわけではない)
朗読者は物語によって変わります。雰囲気にピッタリです
字幕が下に表示されます
ローカライズは問題ありません
朗読中に◯ボタンを押すと朗読が止まり、次の文章へ進めるマークが出ます(文章が長いと出ないことがある)
たとえ朗読が止まっても次の文章に進むと、再び朗読が始まります
文章が終わると探索パートで部屋を調べることができます
場所によって見渡せる範囲が決まっていて、その範囲内を調べることができます
ノベルパート中もカメラを動かしたりズームインもできるけど、クリックすることができません
次の文章へ進むボタンとクリックボタンが同じで、次の文章へ進む方が優先されるためです
画面は一枚絵ではなく動いている部分があります
気持ち悪い描写もあって生々しい造形です
ホラーっぽい描写です
ノベルパートにピッタリで情景にあった音楽です
探索パートで隠されたトリビアを見つけることがあります
すべての場所にあるわけではありません
トリビアは小説のこと、ラブクラフトのこと、クトゥルフ神話のこと など について記載されています
このトリビア集めが難しいです
風景に紛れてしまっているのがあって拡大してもわかりづらいことがありました
明るさを変えても同様です
まだ全部見つけていません
スキップ機能や途中からプレイできないので、見逃してしまうとトリビア集めはめんどいです
おそらく物語をすべて読むと『アンロック』できるようになります
この機能を使えばすべてのトリビアをアンロックすると思うけどトロフィーを取得できなくなります
最初からあるDLCには3本の短編小説(月の魔力・小さなガラス瓶・鉄道ホラー)があり、2本目と3本目のDLCにはトリビアがあります
2本目のDLCはラブクラフトが7歳のときに書いたもので、それに合わせてアニメっぽいグラフィックとリアルな背景、朗読者は子どもです
音楽や効果音が場面に合っています
子ども時代に書いただけあって、音楽がいかにもな勇ましさに溢れています
このゲームで唯一ホラーではありません
海中でカメラを動かすと酔いそうになりました
その他・まとめ
短編小説なのでトリビアを集めないでノベルパートに集中したいなら本編の小説は30分ぐらいで読むことができます
DLCも短いです
クトゥルフ神話の入門的なもので、短編小説を読みたいならいいと思います
サウンドノベルのように選択肢が出るわけではなく小説を読むだけです
グラフィックや音楽、朗読 など が雰囲気にピッタリで読むのが楽しいです(ホラーだけど)
じっくりとボリュームのある小説を読みたいとかゲーム性を求めるなら合わないかと思います
お勧めです
【評価】
○:ラブクラフトの小説を読める、雰囲気に合ったグラフィック・音楽・朗読
○:トリビアの内容
×:一部のトリビアが見つけにくい
×:短い