さて、7月に入って我が家のアリんこ2013組も軌道に乗ってきたからちょっと紹介したいと思うんだけど、その前に今まで飼ってたアリたちの話。
まずアントクアリウムの一家だけど、あれからどんどんゲルが崩壊して目も当てられなくなり、結局手におえず逃がすことに・・・クロヤマアリはまだ細々と生きてる見たいだけど、かなりおとなしい。そして大家族になったクロナガアリ。中学時代の科学部の後輩たちに譲ってあげたら、あろうことか全滅させやがったッ!!ありえねえ!!
ということで壊滅状態でしたとさ。去年はさっぱり新女王を捕まえられなくてしょぼくれてたけど、今年は豊作。新しい種類にも手を出してます。
まずは新型ケースの紹介。
PROTO式アリ飼育ケース「P-2」でござる。
最初に作ったクロヤマアリ用の「P-P」は、巣を掘らせるってのがやっぱり難しいうえに中が観察しずらかった。
2番目に作ったクロナガアリ用の「P-1」(名前なかったから今付けた)は、観察しやすさは最高なんだけど、なんせアクリルパーツが高すぎてとても数を用意できない・・・
というわけで新型を開発!なんていえば聞こえはいいけど、これアリの生体販売サイト「アントルーム」さんが売ってるアリマシーン2号を丸パクっただけなんだよね・・・
だってさ、アレ一つ7000¥とかするんだよ!?学生の小遣いでそんなの2つも3つも買えるかっての!
というわけで構造をマネして石膏以外を100均で用意し、出来たのがこれ。よくできてるでしょ?
作り方は非常にシンプル。石膏をケースに流し込み、固まったらケースから外して部屋と通路を鉛筆でデザイン。後は気合を入れて彫刻刀で彫るべし!彫るべし!!
掘り終わったら、ケースに給水口と餌場へのパイプをつなぐ穴を開けて、彫った側を下にしてはめ込んで、補強としてもう一回上から石膏を流し込んで完成。
ここで重要なのは、最初に石膏を流し込むときに石鹸水をケース内面に塗っておくこと。コレしないと全然石膏が外れない。外そうとして2個ケースぶち割ったオレが言うんだから間違いない。石鹸水は、サラサラとヌルヌルの中間ぐらいの粘度がベスト。トロトロくらい?あ、巣を掘るときにはしっかり石膏ブロックを洗って石鹸抜いてからにしてね。
こんな感じで作るんだけど、やっぱり大変ね。特に彫るのがヤバイ。蟻が住める程度に深さと広さを用意しなくちゃならないから、結構ゴリゴリやらなきゃならない・・・正直しんどかったです。とかいいつつ6個も作ったんだけどね。
次は住民の紹介。
まずはお馴染みの日本最大種「クロオオアリ」
5月12日採集。
勢い余って3コロニーも飼ってます。女王はいつみてもデカい。
クロオオアリと並ぶ超普通種「クロヤマアリ」
5月16日採集。
クロオオアリよりもすぐに数が増えて、何より活発なのでなかなかオススメ。
今年の新入り第一弾「トビイロケアリ」
7月8日採集。
いわゆる小っちゃいアリの女王。ドンドコ増えるらしいから楽しみ。
新入り第二弾「トビイロシワアリ」
7月8日採集。
今年飼い損ねたクロナガアリに近い多雌種。クロナガよりちょっと小さめ。
以上が今年のアリたちでした。クロヤマアリはもう12匹もワーカーが生まれてなかなかにぎやか。
新入り2種もすでに卵を産んでて順調です。
それにしてもこの新型ケース素晴らしいね。もう堂々と自画自賛しちゃうよ。見やすい飼いやすい、そして安い(一つ500円くらい)!いやー作ってみるもんスね。
ではまた。