初声町の三戸浜へ行ったついでに、三戸の不入斗を見てきました。
本当に大根畠だ、、、。
十数haにわたって大規模な造成が行われています。
工場誘致か住宅地を作ろうとしたのでしょうか?
ここは縄文から弥生時代に大集落があった場所ですから日当たりが良くてロケーションは最高です。
工事計画が途中で頓挫してしまったようで、碁盤状に道路だけが敷設されており、ぬかるみ防止に礫と暗渠を入れてあります。
蟹田という地名からするとかつては湿地帯ですかね。
あたりの土壌を調べては見ましたが、貝塚や土器らしきものは見当たらず。
相模湾の向こうには富士山がデカデカと鎮座しています。
標高は24m
山を切り崩した残土で、谷を埋め立てて緩斜面にしたようです。
裏側には山津が広がっていますので、【不入斗=谷口集落】説の条件に合致する場所です。
近くには上諏訪神社がありますが、それとは別に5~6体が1セットになった、明王のようなポーズの石仏が道路脇のあちこちに建てられています。
南三浦のあたりは民間信仰の対象として、お地蔵さんや石仏が多いです。
不入斗遺跡のすぐそばには、造成工事で移動させられたと思われる塚があり、なかには円柱状の石柱が置かれていました。道祖神?
車に戻りカーナビを見たら
【入道込】という地名が表示されていました。
【ふにゅうとう:不入道】という場所が福岡にありますが、それも不輸・不入の権に絡んだ地名だそうです。
ところで、ここの不入斗は名前の由来が全くわかりません。古い地名というか屋号としては残っているようなんですが、最近の地図にも不入斗の名は載っていません。
ここから出土した縄文遺跡が不入斗遺跡と呼ばれていることはわかりましたが、それ以外は歴史資料も一切見つかりません。
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