なんでもハンドメイド教室
今回は焼印づくりです。
まずは材料の調達。
大型で複雑な形の焼印には鋳鉄などが使われるようですが、今回は熱伝導率が良くて加工が容易な金属として真鍮を使う事にしました。
大きさは3センチ角。これをリューターで削り出します。
それでは焼印のデザインから始めましょう。
始めてなのであまり複雑な図案は無理ですから、こんな感じで、
【プロトプラスティコ サーフボード】
木材と天然樹脂と太陽の光で作る自然派サーフボードです。
いままではカラープリンターで印刷したデカールを使っていたんですが、ナチュラルな風合いを出すために木製サーフボードの表面に小さな焼印を押してみようと思ったのです。
それでは早速、製作を開始しましょう。
必要な道具は、
・固定用のバイス
・リューター
・紙ヤスリ
・糊
・トレーシングペーパー
・脱脂綿
・アルコール
リューターは長時間回し続けると、モーターに負荷がかかり、焼き切れてしまうので要注意。
モーターが熱くなったら、一旦作業を中断しましょう。。
また、作業中は金属粉が飛び散りますので新聞紙で机の周りを養生しておくと掃除が楽です。
真鍮棒の表面をアルコールで脱脂して、
トレーシングペーパーに印刷したロゴを糊で貼り付けて、
ダイヤモンドビットで削るんですが、削り終わってからから間違いに気づきました。
あらら、図版が逆だ、、、。
ハンコですから図版は反転させてください。おっちょこちょいなんで人がやりそうな失敗は大抵やります。
大体2ミリ位の浮き彫りになっていれば、焼印した時に焼け焦げて図版が真っ黒に潰れてしまう事もないようです。
焼印のヘッドが削れたら、朱肉をつけて試し刷りをしてみましょう。
掠れている所は表面をサンドペーパーて削って修正します。
次にヘッドに柄をつけます。
焼印にドリルで3.8ミリの穴をあけて4ミリの真鍮丸棒を叩き込みます。タップでネジ山を切らなくてもカッチリと固定できました。
軸の太さは半田ごてのコテ先としても取り付け可能なように4ミリにしてあります。
今回はガスコンロでコテ先を熱して使うタイプにしましたが、どら焼きなどのお菓子に焼印する場合はハンダごてでヘッドを暖め続けられるようにすれば、連続して何個も押すことが出来ます。
焼印の押し方としてはヘッドを二分ほどあぶって充分に熱を溜めた後、少し冷まして温度調整をします。
そのままだと黒焦げになってしまうので、作品に押す前に練習をして火加減を覚えましょう。
やり直しはできないので失敗したら作品が台無しです。
最初にしてはまあまあか。
完成までに2時間程かかってしまいましたが、どの形状のリュータービットを使えば良いのかコツを掴みましたので次はもう少し複雑な図案を彫れそうです。
手仕事で一つ一つ作り上げる【プロトプラスティコ サーフボード】のロゴマークには日本の伝統的な大工道具である《槍鉋》をイラストレートしました。
焼印は英語で【Brand】ですから、自分のブランドを持ったことになります。さぁ、頑張るぞ!
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