消えたUS$
1995年から1999年までシンガポールで働いていた時の会社はマレーシアにプリント版組み立ての工場を5つ持っていました。プロジェクト毎に客先を工場案内して会社のプレゼンテーションをするのが私のメインの仕事でしたので週に一回はシンガポールから車を自分で運転してマレーシアに出かけていました。会議室でプレゼンをした後、客をプリント版に電気部品を自動で乗せていくSMT マシンがずらりと並んだ工場を工程ごとに案内しました。マレーシアへの行き帰りの二回シンガポールとマレーシアの間にあるコースウエイ(橋ではなく土手でその当時はセカンドリンクがまだ完成し ていませんでした)の両方の国の通関を通過するのにパスポートが必要でした。その当時会社がアメリカのベンチャー企業のいくつかに投資をしていて年に1,2回アメリカに行っていたのでパスポート入れにUS$が400ドル(当時のレートは70円台でした)ほどいつも入れていました。滅多にしないのですがある日パスポート入れをチェックするとUS$だけが無くなっていました。どう考えても落とすことは考えられないので、考えられる事はマレーシア工場での工場案内の時にパスポート入れを入れたカバンを会議室に残したままにした時に従業員の誰かに盗まれたことだけです。海外ではやってはならない、鍵のかからない部屋に貴重品をおいたままで部屋を空けるというまぬけなことをしてしまいました。