ナオミとカナコ/奥田 英朗 | 葦の髄から天井を覗く

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ナオミとカナコ/幻冬舎
¥1,836
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あちゃー!返却日が日曜日!その日は外出するから、土曜日までに読まなきゃ!分厚いけど頑張ろ!(昨夜19時)


子供の習い事に付き合いながら読み始めた。


題名からはどんなお話か想像できず、なんとなく、表紙の絵で背を向けている二人から、表向きは仲良くしてるけど、実はドロドロしてて・・・とかかなぁって思った。




二人は運命を共にし、男を一人殺すことにした。
「わたしたちは親友で、共犯者」

復讐か、サバイバルか、自己実現か——。
前代未聞の殺人劇が、今、動き始める。

望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。
夫の酷い暴力に耐える専業主婦の加奈子。
三十歳を目前にして、受け入れがたい現実に
追いつめられた二人が下した究極の選択……。
「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」

すべては、泥沼の日常を抜け出して、人生を取り戻すため。
わたしたちは、絶対に捕まらない——。

ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、やがて読者も二人の〈共犯者〉になる。
比類なき“奥田ワールド"全開! 待望の犯罪サスペンス長篇!!


(Amazonより)


DV。


身近に感じたことはないけれど(感じたくもないわ)、読んでてゾっとした。


グラミー授賞式の時に、DV被害にあっていた女性のスピーチがあったけれど、うん。


「私には自分自身への思いやりがありませんでした」


「本物の愛は、相手の存在意義を否定しません」


その通りだ。


離婚やシェルターへの避難ではなく、「排除=殺す」という選択をした二人。


いざ実行にうつしたシーンでは、目を覆いたくなるような感じで(奥田さん、表現がうまい。描いた情景が、なにもこの殺人のシーンだけを言ってるんじゃなく、物語の冒頭から、すっと自分の中に思い描くことができる)


なんでこんな選択をしたのーーしかも杜撰だよーー


ってソワソワ。


ナオミの章では、始まりは窓の外が雨だったけれど、いざコトが終わってのカナコの章は、明るい日差しに・・・って書き始めだったから、「ああ、これは最後までばれずに無事に← 終わるはず」って思ったけれど、そうは問屋が卸さない(ってか、すべて丸く収まったら、小説にならないw)


罪を犯した二人なのに、「どうか捕まらないで」って気持ちが強くなっちゃって、執拗にせまってくる夫の妹が憎く思えてきたり。


彼女にしてみれば、兄が失踪したんだから当然なんだけどね。




気付けば、最後まで一気に読んでしまって、感想を綴るまでに至ります。


面白かった。