もういちど生まれる/朝井 リョウ | 葦の髄から天井を覗く

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もういちど生まれる/朝井 リョウ
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「メーリス」って何。


メールのリストか。


これだから、若者が書く本はダメだわ。おばちゃん、ついてけないわ。


なんて思いながら、一つ目の話を読み終えた(短編集ですこれ)。


2本目読んだら、「やっぱり好き!」ってなった。私の好きな群像劇。


時間軸の流れに沿ってるわけではなく、あのお話と同時進行でこのお話。という手法。


そっか、あの時この子はこんなにクールだったけれど、胸の内はこんなこと考えていたんだな、とかわかるので、読み終えた後、もう一度初めから読みたくなる。


また、この作家さんの表現力が、独特で、私好き。


表題になっている、「もういちど生まれる」って話がよかったな。


コンプレックスを抱えてる気持ち、わかる。


読みながら、表紙をまじまじと見つめる。


あと、「僕は魔法が使えない」って話のこの部分↓


「こうやってひとは死ぬんだと思った。残された者の両手にありあまるほどの『そのひと』を残したまま、そのひとはもう二度とひっくり返されることのない砂時計になる。やがて記憶はどんどんこぼれていく。両手に何もなくなっても、もう、そのままだ。」


心がきゅーってなって、涙がこぼれそうになった。


で、メーリスって何。