- もういちど生まれる/朝井 リョウ
- ¥1,512
- Amazon.co.jp
「メーリス」って何。
メールのリストか。
これだから、若者が書く本はダメだわ。おばちゃん、ついてけないわ。
なんて思いながら、一つ目の話を読み終えた(短編集ですこれ)。
2本目読んだら、「やっぱり好き!」ってなった。私の好きな群像劇。
時間軸の流れに沿ってるわけではなく、あのお話と同時進行でこのお話。という手法。
そっか、あの時この子はこんなにクールだったけれど、胸の内はこんなこと考えていたんだな、とかわかるので、読み終えた後、もう一度初めから読みたくなる。
また、この作家さんの表現力が、独特で、私好き。
表題になっている、「もういちど生まれる」って話がよかったな。
コンプレックスを抱えてる気持ち、わかる。
読みながら、表紙をまじまじと見つめる。
あと、「僕は魔法が使えない」って話のこの部分
「こうやってひとは死ぬんだと思った。残された者の両手にありあまるほどの『そのひと』を残したまま、そのひとはもう二度とひっくり返されることのない砂時計になる。やがて記憶はどんどんこぼれていく。両手に何もなくなっても、もう、そのままだ。」
心がきゅーってなって、涙がこぼれそうになった。
で、メーリスって何。