撮影日記〜岐阜の旅・長良川の鵜飼〜その2 | COTTA撮影日記

COTTA撮影日記

2014年10月、モノづくりブランド“COTTA”をスタートしました。
カメラと写真の楽しみを提案する撮影日記をはじめ、
製品情報をお伝え致します。

お盆休みの岐阜旅行、

一番の目的であった鵜飼の写真を
アップします。
 
2泊3日のスケジュールで
一日目と二日目の2回、
鵜飼観覧船で観覧したので、
その2回分の鵜飼の写真をあわせて掲載しています。
 
 
まずは川上から、
鵜匠の乗った舟が一艘ずつ下ってきます。
 
全部で六艘、六人の鵜匠による漁です。
六匠と呼ばれる鵜匠は
正式名称を「宮内庁式部職鵜匠」といい、
代々受け継がれているそうです。
 
1300年の歴史を持つ鵜飼漁。
1300年繋いできた歴史と文化と人々に敬服します。
 
 
鵜は目がよく、魚を一撃で仕留めちゃうらしい。
人にも懐くので、漁の良きパートナー。
 
鵜匠それぞれが20羽ほど飼育し、
鵜の寿命も20年ほど生きるそうで、
もはや家族同然の絆ですね。
 
ちなみに鵜は、カワウより体が大きなウミウで、
茨城で野生のウミウを捕獲し、鵜匠へと届けられる。
新しい鵜は、新人ならぬ「シントリ」と呼ぶ。
 
 
ざっくりとですが、
筆者なりのカメラとレンズ、設定のお話し。
 
夜なので当然ですが明るいレンズで、
高感度に強いカメラで挑みましょう。
 
画角は35〜50mmあたりをよく使います。
単焦点で挑むならここらのレンズがおすすめ。
よくある24−70mm/F2.8だと一本でいけます。
余裕があれば、プラスで明るいズームレンズを。
 
シャッタースピードは速いほどいい。
本当は最低でも1/200sぐらいは欲しいですが、
状況をみて1/160sなど下げてましょう。
ISO感度はオートで最高値までいってもいいです。
 
上の写真はブレてますが、
ブレていても雰囲気よく撮れることもあります。
 
 
篝火の火が画面内でとびぬけて明るいので
フォーカスが迷う時がありますが、
ジョイスティックなどを駆使してフレキシブルに
フォーカスポイントを合わせられるようにしたほうがいい。
 
上の写真は手前の水面にピントがあってますが、
これもこれで雰囲気いいですね。
 
 
六匠が舟を並べて
一斉に鮎を浅瀬へと追い込む「総がらみ」。
鵜飼のフィナーレです。
 
 
一艘ずつよりも総がらみの方が
効率よく鮎を撮れる。
 
六つの篝火が並ぶと、
より華やかで幻想的ですね。
 
 
舞い散る火の粉、慌ただしさを増す鵜。
ドラマチックです。。。
 
 

筆者は今回、

ズームレンズは LUMIX S5 に

LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S.

を付けました。
当然暗いのでシャッタースピードはかせげません。
S5は高感度に強いので、
ISOが上がってもそれほどノイズなどは気になりませんでした。
 
メインはマイクロフォーサーズの LUMIX G9PRO に
LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm / F1.7 ASPH. です。
このぐらいの画角(35mm換算:20−50mm)が最適。
 
42.5mm/F1.2ノクチクロンも装着しましたが、
単焦点でこの画角だと撮りどころは少ないので
オススメはしません。
 
 
篝火がパチパチ音をあげて崩れていく。
鵜飼の終わりを告げます。
 
 
筆者は乗合船でしたが、
高級船での観覧プランなら、
鵜匠・鵜と間近で接せられます。
獲った鮎も見せてくれます。
 
 
接岸して後片付けをする鵜匠さんたち。
 
鵜飼は5/11〜10/15まで開催。
あと一ヶ月あるので是非見にいっていただきたい。
 
筆者もまた撮影チャレンジに行きたいです。
 
 

◎使用カメラは LUMIX S5 +  LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S.

LUMIX G9PRO + LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm / F1.7 ASPH.
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.