こちらの記事は、↓の栄養療法ラジオの内容を文字に起こしたものです。
どうも管理栄養士の秋山です。
病院で直せない症状や
病院で検査しても原因がよくわからない慢性不調を
解消するための栄養療法のコーチをしています。
この放送は
病気や慢性不調を改善させるために
必要な考え方や栄養の基礎を
元総合病院の管理栄養士が解説しています。
今日のトピックなんですけども、今日は
僕自身の栄養療法がうまくいき始めたきっかけ
について話してみたいと思います。
僕自身、栄養療法を本格的に始めたのは
7年前でして
それまでは
正直あんまり真面目にやってなかったんです
栄養療法の方法は色々知っていたんですけど
「別に栄養療法やらなくても...」
「栄養療法で本当にうまくいくの改善するの？」
っていうぐらい栄養療法に対して
前のめりじゃなかったわけなんです
そんな僕が
栄養療法でうまくいき始めたきっかけ
実は、あります。
僕はもともと、
薬に頼らないと普通に生活も仕事もできないっていう状態が
20年以上続いてたんですけど
別にね、その状態そんなに困ってなかったんです
それが当たり前すぎて
今より健康状態が良くなるイメージが全くなかったですし
この体調とうまく付き合っていきながら生きればいいのかな？
ぐらいにしか思ってなかったです。
だから、
「元気がないな」
とか言われまくってましたし
「体力がないし、仕事の効率も悪い」
って言われるのが当たり前でした。
感情がコントロールできないし
毎日死ぬことや死について考えてばかりでした。
体全身が痛みずっと続いてるような状態で
普通に薬飲まないと寝れない状態だったんでした。
そんな状態でも
自分は健康な方かな？
って思ってたわけなんです。
なぜかと言うと
勤めていた病院の患者さんは
自分よりももっとしんどいような状況なので
『自分はまだマシなんだな』
って思っちゃってたんです。
病院の患者さんがあまりにも苦しそうで
薬以外に何かできることがないかな
病院には、薬だけじゃうまくいかない方が
本当にたくさんいて
その方が
「栄養で何とかできないですか？」
「食べ物で何とかできないですか？」
っていう相談をくれるんです。
でも、病院の中でできるのって
一般的なカロリーがこれぐらいで
タンパク質は これぐらいで
っていうような一般的な栄養学で指導されるんですけど
どうやら一般的な栄養学以外の方法を試してる
ってことを初めて知ったわけなんです。
別の考え方の栄養療法に
間近で触れていって
もしかしたら
これが薬でコントロールできない症状の
改善策になるのかもしれないな
と思ってあることを始めました。
通常、栄養療法の指導依頼があると
「バランスよく食べてくださいね」
「サラダをもっと食べましょう」
など、
一般的な健康食ってこうだよね
糖尿病になったらこれぐらいのカロリー制限してね
高血圧の方だったら塩分はこれぐらいにしてね
ていうような、お話をするのが
一般的なんですけど
僕は何をやってたかって言うと
患者さんから教えてもらった方法を
まず自分で試してました。
患者さんから
「糖質制限試してみようと思うんですけど、どうですか？」
という相談を受けたら
大体の管理栄養士は
「やめましょう」
「危険ですよ」
って言うんですけど、
僕の場合は、
「じゃあ僕自分でとりあえず 試してみるんで
来月もう1回来てもらってもいいですか？」
「そっから色々アドバイスできることも
あるかもしんないんで来月また時間取ってください」
と伝えで、次に患者さんと会うまでは
糖質制限をバンバンやるわけです。
そして、
糖質制限やったら
自分の場合はこういうことが困った
こういう結果がありました。
と、自分の体験談をもとに
アドバイスするっていうのを始めたんです。
それがすごい好評で
いろんな患者さんから相談が来るようになって
当時勤めていたのが総合病院だったので
病院のルールとか法律上で
できる範囲でアドバイスをしていました。
通常、薬が効かない方からの相談って
年に1回あるかどうかぐらいのレベルなんですけど
当時、僕は毎日何件も何件も相談を受けてました
民間療法でも
先進医療でも
代替医療でも
僕は自分の体で試してました。
小児科以外の疾患に対する栄養療法は
一通り自分の体で試してきたと思います。
その中で僕の体に合うもの合わないものが
ありました。
僕の体の場合は
ビタミンとミネラルとタンパク質を多めに取る
栄養療法をした時がかなり状態が良くなってました。
定期的に血液検査受けながら
プロテインを飲み
ビタミンとミネラルをサプリで多めに補給しながら
糖質制限をすると
僕が悩んでた
薬に毎日頼らないと普通に生きれない
っていう状態や
ずっと死のことや死ぬことを考えてしまうっていう悩みや
感情のコントロールができずに
突然怒ったり、突然泣いちゃったりするような
悩みはほぼなくなったわけなんです。
つまりはコントロールできるような状態に
なっちゃったわけです。
なりたくてなったというよりかは
患者さんのためにいろいろ自分の体を使って
試しまくってたら、
たまたま合う方法を見つけただけなんです。
ただそこで、胃腸とメンタルがすごい不安定になったんです。
栄養療法した結果、
目先の悩みは良くなったんだけど
胃腸が常にしんどいな
とか
メンタルが不安定
気分があんまり乗らなかったりと
新しい悩みが出てきてしまったわけです。
は管理栄養士という資格を取るために
4年間大学で勉強してますし
卒業後も本当にほぼ毎日
いろんな専門書や論文
症例を見ながらほぼ毎日勉強してたので
栄養の知識はかなりある状態でだったのにも関わらず
胃腸とメンタルの改善方法が
わかんなかったんです。
ずっと、胃腸の状態やメンタルが不安定
にずっと悩んでたわけです。
どうやったら解消できるのかなっていうことが
本当 にわかんなくて
色々試してはいたんですけど
ある日、筋肉増やしたいなと思って
運動する日だけ炭水化物を増やして
その日以外は糖質制限ていう方針を変えたんです。
そうすると、最初は炭水化物取ると
むちゃくちゃだるかったんですけど
徐々に、体調とメンタルの波がなくなっていったんです。
それだけじゃなくて
体重も増えて
下痢や便秘も劇的に減って
糖質制限とプロテイン・サプリメントを
かなりストイックにいろんな調整をしました。
プロテインの種類変えたり
サプリも量をかなり細かく増減したり
特殊なサプリを 使ったりしたんですけど
それでも良くならなかったのに
炭水化物を食べる量を増やしただけで
その悩みが、かなり減っていきました。
糖質制限・プロテイン・サプリの徹底的にやってた時期の体調を
10としたら
炭水化物をしっかり取りながらプロテインとサプリメントを続ける
っていう風に方針を 変えていったところ
体調が6から8ぐらいにはなってしまったけど
糖質制限・プロテイン・サプリの徹底的にやってた時期は
うまく食事がコントロールできない時と
隊長は2から3くらいになってしまい
週の半分は10の体調でも
週の半分は2から3ぐらいの体調になっちゃってたわけなんですが
そこから、炭水化物をしっかりとるようになったら
安定して良い状態がキープできるようになったんです。
そこであることを思い出したんです。
僕が見させてもらった患者さんって
薬を長いこと飲んでる方とても多かったんで
まず最初に消化吸収能力を評価してから
栄養療法の指導をやっていたのですが
僕自身にはやっていませんでした。
よく考えてみたら
糖質制限する時ってすごい血圧も下がるし
なぜか
すごい甘いものが 衝動的に食べたくなったり
ラーメンを 超重りで食べたくなるみたいなことが
頻繁に起こってて
血液検査を改めて見たら中性脂肪は50しかないし
血圧も普段よりもかなり低い値になってることが
ずっと続いてしまっていて
これに気づけなかったんです。
つまり、糖質制限を厳密にやりすぎて
プロテインとかサプリで栄養療法をある意味代謝を上げすぎた結果
エネルギーや塩分が
相対的に足りなくなってしまったことに
気づけなかったんです。
それに気づいてエネルギーの量を多めに設定して
塩分もいつもより増やしていって
血圧をこれ ぐらいの値でキープしいう管理に
切り替えていったら
食事制限しなくても
サプリを増やさなくても
プロテインをあまり飲まなくても
体調がめちゃくちゃ安定するようになりましたし
胃腸に関してもかなりトラブルが減りました。
食事制限をする・しないで体調やメンタルの変化が出ない
サプリを飲んでも・飲まなくてもそんな に変わりがない
プロテイン飲む・飲まないでもそんなに体調の変化がない
っていう状態に なれた。
おそらく僕が胃腸のトラブルに悩んで時期に
自分が消化吸収できる量以上の
サプリとかプロテインを詰め込んだせいで
胃腸をちょっと痛めつけてたのかな
っていう反省をしました。
このことに気づいてから
消化吸収能力が落ちていた方のケア方法を
栄養療法で悩んでた方にアドバイスしていくと
やっぱり、サプリとかプロテインとか減らしても
体調すごく楽にキープ できるようになる方が増えました。
「食事制限しなくて良くなりました」
っていう感想も多くいただけるようになったので
消化吸収能力の低下に対するアプローチって重要なんだな
ってことを気づかせてもらった失敗でした。
僕が初めから、
糖質制限やりすぎたり
サプリ飲みすぎたり
プロテインで長くタンパク質補給をしちゃう
消化吸収能力が落ちちゃうよ
っていうの知ってたら
正直自分の体調不良をもっと早く直せたな
って思うわけですよ。
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