栄養療法やクリニックでの治療、食事制限をがんばっているのに「胃腸が弱って食べられない」「すぐ疲れて低血糖症状に怯えている」という悪循環に陥っていませんか?
実は、胃腸の機能や体力が落ちている段階で、理想的なバランス食やストイックな血糖値コントロール(糖質制限など)を実践しようとすること自体が、回復を長引かせる最大の盲点かもしれません。
短期的なピンチをサプリや理想論に頼らずに乗り切り、長期的に「しっかり動けて、自立して食べられる体」を取り戻すための、実践的な逆転の発想をお伝えします。
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こちらの記事は、
* 病院の検査で「異常なし」だけど、健康状態が悪い
* 薬やサプリだけでは、改善できない病気や健康の悩みがある
* 「胃腸機能低下」で栄養不足がなかなか解消できない
という方からよくいただく質問に答えたり、よくアドバイスすることをシェアしたりしているラジオ放送の文字起こし(要約)です。
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前回の放送では、私自身が仕事に過集中した際、休憩時間に起きるあくびやだるさを低血糖そのものが原因とは捉えていないとお話ししました。
⬇️前回の放送
低血糖症状の根本原因は、水分、カロリー、運動、休養の一時的な不足であり、これらを徹底的に補えばコントロールが可能になります。
今回は、さらに踏み込んだ話をします。
低血糖症状の根本改善に日常生活の管理が大事だと分かっていても、忙しさや胃腸のしんどさから、食事や水分の基準を守れない日があるでしょう。
管理が続かない状態でも、打てる対策はたくさんあります。
僕自身が、胃腸が調子がイマイチなときに、やっている対策を紹介してみます。
まずは、仕事へ深く入り込んで胃腸の動きが悪くなる前に、必ず体のメンテナンスをルーティンとして行っています。
毎朝、全身の筋肉や関節の状態をチェックし、呼吸調整に関わる筋肉や神経系のこわばりを評価してニュートラルに戻します。
関節や内臓が動きやすい状態に整えておくことで、過集中による過緊張を未然に和らげる効果があります。
その上で、思考の整理と全身のバランス調整を兼ねて、毎日15分から30分程度のウォーキングをこなしています。
仕事や家事に意識が向いて休めない日、私はあらかじめ水分とカロリーを補給できるものを買っておきます。
過集中すると水分補給や食事の用意が億劫になり、
「食べなくていいや」
と考えがちだからです。
ここで重要なのは、あえて
「健康的な食事を選ばない」
ことです。
胃腸が動いていない時に米や肉、卵などのしっかりしたものを食べると、エネルギーが消化吸収に奪われ、パフォーマンスが落ちてストレスになります。
しかし、カロリーが全くないものばかりでは、昼過ぎにエネルギー切れを起こし、翌日まで疲労が響きます。
そのため、私はスポーツドリンク、果物ジュース、炭酸飲料といった甘い水分に加え、どら焼き、菓子パン、チョコレート、アイスクリームなどを用意します。
これらは消化に負担をかけず、効率よくカロリーを補給できます。
こうした選択は、一般的な健康管理の視点では理想的とは言えません。
しかし、最優先すべきはカロリー不足による集中力の低下を防ぎ、翌日に疲労を持ち越さないことです。
精製糖質の摂取により、短期的には血糖値の乱高下や睡眠の質の低下、食いしばりといった過緊張のリスクは生じます。
しかし、リスクがゼロの方法は存在しないため、目先の最優先目的を達成するために、一時的なリスクを許容する決断をしています。
健康にこだわりすぎてパフォーマンスが落ち、仕事に追われる悪循環を避けるため、あえて短い期間と割り切って最低限の水分とカロリーを確保します。
なお、体内の栄養素が満たされていれば、普段からこうした甘いものを欲することはありません。
やたらと甘いものが食べたくなる時は、過去1週間の水分やカロリーの不足を疑う指標になります。
全力でタスクを終えた夜は、どうしても疲労困憊の状態になります。
そこから特別なケアはせず、まず横になって気を緩めます。
1時間ほど経ち、胃腸が少し動き始めたタイミングで、1日の不足分を補うようにしっかり食べます。
胃腸の負担を減らすため、野菜やキノコ類は避け、主食とタンパク質を中心に成長期の男子のように摂取して速やかに就寝します。
理想的な対処法を試しても生活リズムに合わない場合、私のやり方の「発想」は真似してみても良いと思います。
胃腸が動かない時は、水分からもカロリーを補い、胃に溜まりにくく吸収しやすいものを選びます。
スーパーで手軽に買える選択肢をあらかじめ試しておけば、メニューに悩む問題は解決します。
血糖コントロールの食事法は、必要なカロリーを十分に取れる体力がある人、あるいは食べすぎて困っている人が考えるべき段階のものです。
カロリーすら十分に取れず、動く気力も落ちている状態でバランス食を意識してもうまくいきません。
栄養療法・栄養管理は、短期的な目先の最適解と、長期的な最適解は全く異なります。
まずは目先の水分とカロリーをいかに確保し、動ける体に近づけるかに集中した方が、結果として良い状態へ早く回復できます。
私の具体的な食事内容をそのまま真似してもベストな方法にはなりませんが、今の体の状態に合わせて効率よくエネルギーを取り入れるプランの立て方として参考にしてください。
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