これまでの経過をまとめておきます。実践途中の方の参考になれば幸いです。
《1-18歳まで》
農家で米、果物を大量にたべる習慣
菓子パン、砂糖飲料、和菓子を好んで毎日食べていた
外食はうどん、ラーメンが主
♯川崎病 1歳〜
→入院歴あり、ステロイド治療にて寛解、18歳までに定期的にエコーや心臓負荷試験など検査を行うが異常所見なし
♯下痢・腹部膨満感 13歳〜
→学校の授業で50分座っているのが苦痛、1週間に1-2回は保健室で休んでいた(症状の酷い日は早退)
《18歳から27歳まで》
183cm 65-72kg(夏は痩せて冬は太る)
♯川崎病 1歳〜
→再発症状なし、罹患していたことを忘れていた。20歳頃、喫煙していた時に母親から川崎病のことを聞き、再認識する。
♯下痢・腹部膨満感 13歳〜
→大学進学で一人暮らしを始めて増悪。大学の授業は単位がとれる最低限だけなんとか出席していた。症状がひどいときは蕁麻疹が出て病院に行くが「悪いところはない」と言われた。
♯全身の倦怠感 19歳〜
→寝てもとれない疲れが365日解消されない。倦怠感の強いときは不眠になり、砂糖の入った食べ物を大量に食べると短時間だけ眠れていたので、しょっちゅう菓子パンやお菓子を食べていた。(1度食べると歯止めが効かなくなる)
♯酸欠症状 19歳〜
→夕方になると頭がぼーっとし、ひどいときは立ちくらみで歩けなくなる。寒いと症状が強くなり、秋から冬にかけては特に調子が悪かった
♯歯肉炎 22歳〜
→固形物が噛めないくらい腫れていたが、仕事が多忙で歯医者に行けずに虫歯を放置。症状がひどく仕事を休み歯医者に行くと歯周病だと言われた。歯茎がいつもヒリヒリしていた。
♯手足の血流障害 22歳〜
→手足が異常に冷え、夏でも靴下を履いていないと寒かった。手先と足先はよく軽く痺れていたし、腓返りは頻繁に起こっていた。
カロリー計算をして食事を用意していた
1汁3菜、肉魚卵はたまに食べるくらい
外食ではラーメンや丼もの中心
ご飯は大盛り・麺も大盛り
体調の悪い時は、ビタミン強化の野菜ジュースを飲んでいた
断食、地中海食、低脂肪食、グルテンフリー、点滴生活(中心静脈栄養)、栄養剤生活、タンパク質制限食、食物繊維制限食、オーガニック食、ベジタリアン、ビーガンなどさまざまな食事方法を試したが改善傾向が見られず、続かなかった。
《27歳メガビタミン療法開始時》
183cm 68kg
管理栄養士 病院勤務
睡眠時間 24:00-6:30
♯川崎病 1歳〜
→CTで評価したが、問題なし。疲労が溜まってきた時に不整脈・頻脈・動悸が起こっていた。
♯下痢・腹部膨満感 13歳〜
→仕事中は常に腹部膨満感でひどいときはベルトを2穴緩めるくらいお腹にガスが溜まっていた。3日便秘・1日下痢を繰り返していた。
♯全身の倦怠感 19歳〜
→連休明けの月曜日の午前中までは調子が良いが、それ以降は常に倦怠感を感じていた。休みの日は夕方まで寝てなんとか回復させていた。
♯酸欠症状 19歳〜
→夕方になると思考停止し、甘いものを食べると30分程度回復するが、すぐ調子が悪くなる。
♯歯肉炎 22歳〜
→神経を抜いたので痛みはないが、季節の変わり目やストレスが多くなると奥歯の内側に1.5cm水泡ができるようになった。
♯手足の血流障害 22歳〜
→寒い時期に手足の痺れはよく起こっていた。
血液検査でBUN10台、MCV90以下
朝昼は断糖・高タンパク・高脂質食、夕食は好きに食べていた。
プロテインは1日30-120gとっていた。
ビタミンCは6時-24時まで2時間おきに2gとっていた(下痢になった記憶はない)
長年の不調の影響で、胃腸の調子が悪いことや低血糖症状が起こることはたいしたことだと感じなかったので、体重あたり3gのタンパク質をとり、日中はほぼ炭水化物を口にしなかった。時々電池が切れたように倒れるので友人に心配されることが多かった。
《30歳メガビタミン療法開始3年目》
183cm 70.5kg
管理栄養士 事務職(PC・スマフォ中心)
睡眠時間 23:00-05:30
♯川崎病 1歳〜
→不整脈・頻脈・動悸の頻度がかなり減った(季節の変わり目や疲労が強いとたまに出る程度)
♯下痢・腹部膨満感 13歳〜
→プロテインを中心にタンパク質を補給すると症状が強くなるが、食事からのタンパク質とプロテインからのタンパク質を1:1にするとかなり調子が良くなった。このとき体重あたりタンパク質2gだった。断糖をするとお腹の調子が悪くなり、糖質を爆食いしてしまっていた。
♯全身の倦怠感 19歳〜
→出現頻度は減った。疲労軽減するサプリメントが多すぎると症状が再発することに気づく。
♯酸欠症状 19歳〜
→ほとんど出なくなった
♯歯肉炎 22歳〜
→奥歯の水泡はよく出るが、歯肉から出血することは減った。
♯手足の血流障害 22歳〜
→手足の痺れはほとんど起きなくなっていた。
7:00
卵 2-3個
肉 100g
付け合せ程度の野菜やきのこ
バターコーヒー (バター15g)
B100complex
キレート鉄36mg
ビタミンC 3000mg
10:00
プロテイン60g+ベタインHCL(消化酵素)
ビタミンC 3000mg
14:00
肉200g
付け合せ程度の野菜やきのこ
17:00
プロテイン60g+ベタインHCL(消化酵素)
ビタミンC 1000mg×3
20:00
肉か魚 100g
卵 2-3個
付け合せ程度のや野菜やきのこ
22:00
ビタミンA 25000IU
ビタミンD 10000IU
ビタミンE 1400IU
ビタミンK 100μg
アスタキサンチン 36mg
ナイアシン 500mg
セレニウム 200μg(隔日)
マグネシウム 400mg
亜鉛 50mg
EPA 500mg
DHA 250mg
B100complex
下痢は頻回にあった。下痢の度に「何が悪かったのか」「どう改善すれば良いか」を検討する日々だった。体調はだいぶ良くなったが、砂糖をとると眠くなったり、植物油脂をとると体中が火照るなど、食べ物にだいぶ体調が左右される状態だった。
《32歳メガビタミン療法開始5年目》
183cm 73kg
管理栄養士 事務職(PC・スマフォ中心)
睡眠時間 23:00-05:30
♯川崎病 1歳〜
→徹夜や休みなしで仕事などかなり無理したとき以外、不整脈・頻脈・動悸は出なくなった。
♯下痢・腹部膨満感 13歳〜
→食事管理が甘くなると症状は強くなるが、辛くてなにもできなくなることはかなり減った。
♯全身の倦怠感 19歳〜
→出現頻度は月に1-2回、アスタキサンチンなど疲労軽減系のサプリを続けて飲むと出やすいので、飲む頻度を調整するようになる。
♯酸欠症状 19歳〜
→酸欠症状がどんな症状だったか思い出せない。
♯歯肉炎 22歳〜
→奥歯の水泡は出なくなった。砂糖をたくさんとったり、穀類を食べすぎると歯肉は腫れるが、1日食事調整をし、ビタミンCを盛れば症状を抑えられるようになった。
♯手足の血流障害 22歳〜
→札幌の冬でも室内なら靴下なし、半袖で生活できるようになった。
朝食
オートミール30g
卵1個
プロテイン30g
ナッツ20g
バナナ1/2本
ブラックコーヒー1杯MCTオイル2g入り
B Complex100mg
C 4000mg
Fe 36mg
B6 100mg
Se 200μg(各日)
Mg 200mg
Niacin 500mg(タブレット)
10月-4月はビタミンDスプレーを舌下投与
昼食
ご飯or麺類0.5-1人前
肉or魚 100-150g
卵2個
野菜とキノコ少し
クレアチン3g
間食
プロテイン30g(MCTオイル1.5g入り)
夕食
ご飯or麺類0.5-1人前
肉or魚 100-150g
卵1個
野菜とキノコ少し
B Complex100mg
E 1200IU
A 25000IU
D 1000IU
C 3000mg
Zn 30mg
B6 100mg
Mg 200mg
Niacin 500mg(タブレット)
下痢の頻度は月1-2回程度(だいたいはプロテインを取りすぎかビタミンCの盛りすぎ)
ハードワークをしてもちょっと寝たらすぐ回復するようになった。砂糖をとっても眠くならず、植物油脂をとっても体がちょっと暑いな程度の感覚になり、食べ物に体調が左右されることがあまりない状態になった。外食で古い揚げ油で揚げた揚げ物や砂糖の入った食べ物を大量に食べない限り、食べ物で体調が変わることはほとんどなくなった。食べ物にこだわるとさらに体調がよくなる。
《33歳メガビタミン療法開始6年目》
183cm 75kg
管理栄養士 事務職(PC・スマフォ中心)
睡眠時間 23:00-06:30
♯川崎病 1歳〜
→たまに頻脈にはなるが、ほぼ後遺症症状なし
♯下痢・腹部膨満感 13歳〜
→下痢はほぼゼロ。食事管理が甘くなると腹部膨満感はあるが、1ヶ月に2-3回程度
♯全身の倦怠感 19歳〜
→ほぼ毎日10時間以上仕事しているが倦怠感で動けない日は月に1-2回程度、1週間に1度休みを作れば倦怠感はゼロの状態
♯酸欠症状 19歳〜
→症状なし
♯歯肉炎 22歳〜
→水疱は1年に2-3回できるが、1日2日で消失、炭水化物や砂糖を多めに食べても歯肉が張れることはなくなった
♯手足の血流障害 22歳〜
→手足が冷える感覚や手足が思うように動かない感覚はほぼなくなった。
朝食
おにぎり大1個(タンパク源+バター入り)
プロテイン30g(バナナ1/2本入り)
ブラックコーヒー1杯MCTオイル2g入り
朝のサプリメント
C 3000mg<毎日>
重曹2g<週2>
キレート鉄 36mg<週1>
クレアチン3g <週2>
アスタキサンチン12mg<週1>
昼食
ご飯or麺類1人前
肉or魚 100-150g
卵2個
昼はサプリメントなし
間食は、果物・貰い物の菓子をたまに食べる程度
夕食
ご飯or麺類1人前
肉or魚 100-150g
卵1個
脂質の多い食材を1-2品
野菜とキノコ少し
夜のサプリメント
Aパターン、Bパターンを確実で交互に飲んでいる。エネルギーが食事から十分取れていない日はサプリメントはskipしている。
<Aパターン>
B Complex100mg
E 800IU
Mg 200mg
C 3000mg
<Bパターン>
Zn 30mg
B6 100mg
A 25000IU
D 1000IU
Mg 200mg
C 3000mg
Niacin 500mg(タブレットorカプセル)
下痢の頻度はほぼゼロ。炭水化物を毎食一定量取り始めてから、便通が毎日あり、体調の安定感がさらに増し、体調面の調子の悪い日がほぼなくなった。ハードワークをしても次の日にあまり疲れを持ち越さなくなった。
砂糖や植物油脂をとっても体感への影響はほとんどなくなり、よっぽど乱れた食事を連続してしない限り、体調が左右されることはほとんどなくなった。
食べ物にこだわると集中力や判断スピードが向上している印象。
《6年間メガビタミン療法を継続した感想》
昨年よりも体調に安定感が出た。途中、サプリメントを減らす実験をして、減らしても体感が変わらないことがわかったので、今はサプリメントを減らしながらの理想の健康状態をキープできる最適量を模索しながら実験を続けている。活動量に合わせて、基礎代謝×1.3-1.5kcalの摂取ができるように食事内容を調整した。糖質を限りなく制限する低糖質食を辞め、1日100-200gの糖質を摂る低糖質食をするようになってからは、サプリメントの有無で体調をほとんど左右されなくなった。症状がで始めて長期間放置していた症状でも、時間をかけてケアすれば、原因不明と言われた症状や疾患でも改善できることが実感できたので、さらに自信を持って栄養療法が指導できるようになった。陸上選手への復帰に向けて軽い練習もできる状態までコンディションがよくなっている。健康は取り戻したので、中断していたスポーツや趣味を再開しながら、さらに高いレベルの健康を目指して栄養療法の研究は続けていく。
《今後の課題》
・サプリメントを減らしても体調が変わらないか確認しながら、メガビタミン療法が成功した後のサプリの調整についてさらに検討する
・メガビタミン療法に最適なエネルギー量やPFCバランスについて検討する
・再現性の高い食事改善方法を検討する。
《6年間のメガビタミン療法で不要になったもの》
・頭痛薬(ひどいときは1日3回使っていた)
・整腸剤
・正露丸(以前は外食後や公共交通機関での移動時はすぐ下痢になるので予防的に使っていた)
・エナジードリンク
・菓子パンやお菓子(欲しくなくなった)
・シャンプーとトリートメント(使わなくてもふけや匂いがほぼない)
・洗濯洗剤(マグネシウム洗濯に完全移行)
・将来への不安
・自分を否定するクセ
・失敗を恐れる気持ち
・常に食事制限しなければいけないという固定概念(必要な栄養を摂る食事をすれば、意識しなくても自然と制限できる)
・糖質を摂りすぎてはいけないという固定概念(限りなく減らす→必要量を適切に摂る)
・夢ややりたいことを実現するためのバイタリティ(体調が安定すると、新しいことにチャレンジしたい気持ちが湧いてきた)
・栄養でなんでも解決できるという思い込み(心理面・生活習慣へのアプローチが必要だと気づいた)
・栄養療法の専門的な知識(シンプルな実践で良いと気づいた)