よく聞かれるので、ブログにまとめておきます。

 

結論から言うと、

 

プロテインを体重×0.5gコンスタントに取れて、ビタミンもミネラルメガ盛りしてもまだまだお金に余裕がある方は贅沢品として使っても良いかと思います。

 

もう少し噛み砕くと

 

人間に必要な基礎的な栄養

 

水分

タンパク質

脂質

ビタミン

ミネラル

 

が適切な量摂取できて、

 

自分は菩薩のようなメンタルを持っていると日本国民全員に主張でき

 

プロテインとサプリメントを揃えても月に10万円以上貯金ができていて

 

悩みないがないのが悩みで

 

コロナに暴露されても自然免疫で全然大丈夫でしょ

 

って思えるくらいの栄養状態になってるなら使っても良いかと思います。

 

 

一番ダメなのは

 

 

コロナが不安だから、とりあえず買う

 

 

という選択が失敗のもとだと思います。

 

 

そうは言っても不安

 

この値段でコロナを予防できるなら安い

 

という方のために、簡単に5-ALAについて解説しておきます。

 

 

論文がどうとかエビデンスがどうとかを知りたいマニアックな人は参考にさせてもらったサイトで勉強してください。

 

参考①5-アミノレブリン酸(5-ALA) 

志村 優
千葉県こども病院 遺伝診療センター 代謝科 

http://mo-bank.com/shinpho_5/shinpho_shiryou/4-1.pdf

 

参考②5-amino levulinic acid inhibits SARS-CoV-2 infection in vitro

 

長崎大学による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する5-ALAに対する論文

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0006291X2100156X

 

 

5-ALAとは

 

 

サプリメントで取らなくても体内で合成されます。

 

 

グリシンというアミノ酸と

 

スクシニルCoAという糖質or脂質を分解してできるエネルギー物質が

 

体の中でくっついたもののことを言います。

 

 

体内で5ALAの主な働きは

 

・ヘモグロビンの材料になる

・肝臓の解毒酵素の材料になる

・抗酸化酵素の材料になる

 

わかりやすく言うと、免疫力が下がる要因である「貧血」「肝臓の機能低下」「加齢」に関連がある成分ということです。

 

5ALAを体内で作る能力は年齢を重ねると低下することがわかっていて

 

 

じゃあ、なぜ合成できなくなるかというと

 

アミノ酸・ビタミン・ミネラルなどの材料不足による合成率の低下が起きているからです

 

簡単に言うと

 

年齢で落ちた代謝機能を補う量のタンパク質(アミノ酸)、ビタミン、ミネラルが取れてないからです。

 

それぞれの栄養がとれているかどうかは過去のブログをご参照ください

 

 

 

 

 

ここまで読んで、5ALAの多い食べ物は食べた方が良いって思った方いますよね

 

それ、コスパの悪い発想です。

 

 

図でわかるように、食べ物から取れてのはせいぜい1日1-2mg

 

5ALAが多いとされている日本酒は1L飲んで0.3-13mg

 

サプリは1回50mg

 

体内で作られるのは1日600mg

 

つまり、体内で合成されやすい環境を作るほうが圧倒的に効率的です。

 

体内での合成率を高めるには

・過度なカロリー制限をしない

・水分をしっかりとる

・動物性タンパク質やプロテインを毎日とる

・グリシンを適宜補給する

・貧血がある人は「鉄」を補給する

・合成酵素を活発にさせる「亜鉛」「マグネシウム」を補給する

・年齢による体の衰えを感じている方は「ビタミンC」「ビタミンE」などの抗酸化栄養を補給する

 

 

【余談】

 

5ALAをサプリで取ったら良いか問題って、コラーゲンをサプリで取ったほうが良いか問題に似てると思います。

 

コラーゲンの材料であるアミノ酸をしっかり補給すればコラーゲンを特別とらなくても大丈夫だろう派と

 

コラーゲンが肌や粘膜に直接吸収されてる可能性があるからコラーゲンはサプリメントで必須だと主張する派

 

に分かれていて、今もどちらの主張も続いていると思います。

 

僕は、前者が基本で、贅沢として後者の考え方を支持しています。

 

5ALAも一緒で

 

基本的には5ALAの材料であるアミノ酸とエネルギーをしっかり補給すれば、サプリでとらなくてもOKで、月10万円くらい余裕で貯金できて、お金に余裕のある人は使っても良いのではという考えです。