病気を治そうと思って努力しても、栄養療法の成功率が下がってしまうからです。

 

これは教科書や専門書に書いてある知識ではなく、

 

病院勤務で5000人以上の患者さんを診させてもらっていた経験から導き出した理論です。

 

病気って体が出してきたSOSを無視して、無理した結果です。

 

病気を根本的に治すには、

 

体がSOSを出すようになった原因を生活の振り返りを通して気づくことがとても重要です。

 

「病気って何年もかかって自分が作り出したものだから、改善するのも何年もかかるのが当たり前だよね」

 

と思って栄養療法に臨んでいる人で挫折した人はほとんど見たことないです。

 

「すぐ治りますよ。栄養不足解消すれば全てよくなりますよ。」

 

と、耳障りの良い言葉だけを発信して、中途半端な気持ちで栄養療法を実践してもらっても

 

「やっぱ効果ないじゃん」

 

「栄養療法って私に合わないよ」

 

みたいな不幸な人が増えるだけなので、このブログではできるだけリアルを伝えようと思っています。

 

 

栄養療法は1週間程度続けた程度では効果が出るものではなく、

 

月単位・年単位で徐々に効果で出ていくものです。

 

例えるなら、

 

野菜を種から育て、

 

毎日水をやり、

 

雑草の処理をしたり肥料を与えたりしながら、

 

1から野菜を育てるようなものです。

 


今日植えた種がすぐ成果が出るものではないので、

 

野菜は育てるより美味しいものを買ったほうが楽みたいな人に

 

このブログに書いている栄養療法は向いてないと思います。

 

良い野菜を育てるのと栄養療法で結果を出す方法をとてもよく似ています。

 

良い野菜を育てるのは、

 

①良い品種の種、②良い土、③良い環境を選ぶことです。

 

栄養療法であれば、

 

①はDNAの強さ、②は栄養状態、③はストレス軽減力に置き換えることができます。

 

 

①DNAの強さ

人間の見た目や内臓の強さを決めるものです。

 

野菜であれば、同じトマトでも寒い地域でよく育つトマトもあれば、暑い時期によく育つトマトもあります。

 

どちらも個性みたいなものです。

 

②栄養状態

人間で言えば、筋肉や肝臓に備蓄があるかである。

 

野菜であれば、土にしっかり養分が足りているかどうかです。

 

日々の栄養の取り方で状態が決まります。

 

人間で言えば、栄養バランスを無視した生活をしていると、

 

筋肉がつきにくくなったり、

 

健康診断で肝臓が弱っているということが起こってきます。

 

野菜で言えば、

 

水をやりすぎると腐るし、水が足らなさすぎると枯れる。

 

土からの養分が足りないと水っぽい味になるし、

 

養分が多すぎると病気になったりします。

 

栄養状態が悪くなってしまった野菜のケアはとても難しく、

 

腐りかけている野菜をもとの状態に戻すのはとても大変だし、

 

枯れかけている野菜に急いで水をやったところで元に戻ることはないです。

 

毎日過不足なく与えるしか、野菜を生かしてやる方法はないです。

 

③ストレス軽減力

人間なら散歩したり、自分の好きなことをできるが野菜にこれはできません。

 

野菜は散歩したりできないから、

 

台風の日は風にさらされ、

 

洪水の日は水浸しの場所で耐えなければいけないこともあります。

 

ビニールハウスを作ったり、

 

ストレスが少ないように肥料を厳選してあげるなど

 

人間が手を加えて対策してあげないといけません。

 

この①・②・③のどこが弱点かによって改善のアプローチが変わってきます。

 

DNAの強さが弱点の人は②③を改善する努力がとても大事になってきます。

 

人間で言えば、生まれつき胃腸が弱い・肌が弱い人は

 

栄養状態・ストレス軽減力を整えることが健康を保つために必要です。

 

野菜で言えば、品種の良い種ではないけど、

 

ニールハウスを作って、水分・養分をしっかり管理すれば立派な野菜が育ちます。

 

人間の①は薬でも移植手術でも改善することが不可能ですので、受け入れて他の努力に尽力するのがベストです。


 

②栄養状態が弱点の人は日々の食事が大事になってきます。

 

①②③の掛け算で健康度が決まるので、

 

それぞれを高い状態で保つことがとても重要です。

 

その中で②は個人の努力で高い状態を保つことが可能です。

 

消化能力が弱い人は1日6食にしたり、

 

食事からとりきれないビタミンをサプリメントでとったりと工夫次第で改善することができます。

 

生まれながら①が弱く、虚弱体質な人でも②をしっかりと改善すれば、良くなる人も少なくないはずです。

 

効率の良い献立で栄養補給すれば、ストレスが少なく栄養療法を続けることも可能です。

 

③ストレス軽減力が弱点の人はいろんな人の考え方から学ぶことが重要です。

 

僕の個人的な意見ですが、ストレスを感じる原因のほとんどって

 

「知らない」

 

からだと思います。

 

ストレスの原因って

 

「理解納得していないことをやらないといけない」

 

だと思います。

 

自分が理解納得していることをやっていて溜まるストレスってほとんどないと思います。

 

 

管理人が運営している栄養サポートのサービスでは

 

不調の原因が①②③のどこからきているのかカウンセリングで見極め、

 

適切なサポートをすることで最短距離で悩みを解決する方法を探すお手伝いをしています。

 

気になる方はHPご覧になってくださいね。

 

 

 

 

余談ですが、うちの父親が僕が札幌に住んでから

 

「自分の育てた土なら、全然環境の違う北海道の品種でも育てられる」

 

と言って、愛媛の土で北海道の野菜を育ててます。

 

水の過不足はないか?

 

肥料の過不足はないか?

 

この気温ならビニールハウスに移したほうが良いかな?

 

この品種に最大限ベストなサポートはなんだろう?

 

50年野菜を育てた経験がある父が毎日悩んでます。

 

 

栄養療法に大事なのは、野菜に愛情持って育てると同じように

 

自分の内臓や筋肉に愛情を持って生活することだと思います。

 

 

毎日愚痴も言わずに働いている内臓や筋肉の努力を認めず、

 

ちょっと努力したくらいで遺伝や環境のせいにして愚痴を言ってすぐ努力をやめてしまう人に

 

 

自然治癒力が協力してくれるでしょうか?

 

 

毎日愚痴も言わずに働いている心臓や内臓に感謝してますか?

 

痛みを出して、あなたが無理をしないようにコントロールしようとしている脳に感謝していますか?