SPI-Y34 '91~TZR250R(3XV) シフトインジケーター 回転信号エラー対策 | プロテックSTAFFブログ

SPI-Y34 '91~TZR250R(3XV) シフトインジケーター 回転信号エラー対策

プロテック 営業部ムランティーノです。

好評発売中の幻の7速を探さないシフトポジションインジケーター

'91~TZR250R (3XV)専用キットでエンジン回転信号エラーが出る不具合の対処法をご紹介します。

 

専用キットなのになぜ回転信号エラーが出るのかと言うと、理由は次の通りです。

 

先ずは2スト全般的にマイナスパルス点火方式の車種ですので、

TZR250R専用キットのハーネスにマイナスパルスを位相変換してプラス側にする仕掛けがあります。

この仕掛けをする事で+側に10v程のパルスが発生するので、通常は動作するのですが、

車両側のCDIの中のコンデンサーの劣化で、+に反転したパルスの電圧の幅が狭くなり、

シフトインジケーター本体に入力された後、ノイズ対策の為の回路内で2vまで電圧が下がり、

結果的に回転信号が入力されていないエラーが出てしまいます。

※ちなみにシフトインジケーターが動作する回転信号の電圧は5v以上です。

 

エンジン回転エラーが出た場合は上記の理由が原因ですので、CDIのコンデンサーを交換してください。

と言ってもそう簡単に出来るものではありませんね!

 

その場合の対処法は別売りの【PG-220】パルスジェネレーター¥2,095(税抜)を使用します。

ではその使用方法をご紹介します。

 

メーター裏に接続した専用ハーネスのうち、黄色線とオレンジ線の接続を元に戻します。

 

画像では9P白カプラーも元に戻っていますが、黄色線を抜いてオレンジ線だけを元に戻してください。

 

専用ハーネスの黄色線を画像の赤線の部分で切断します。

 

PG-220の黄色線と専用ハーネスの黄色線を接続します。

 

黄色線はハンダ付けで直接つないでも画像の様にギボシ接続しても構いません。

 

PG-220の電源線の赤(+)と青(-)を専用ハーネスの同じ色に接続します。

画像の様にハンダ付けして絶縁のテーピングを行ってください。

 

PG-220の茶色線はプラグコードに沿わせて付属の固定具(クランプコア)で取付けます。

この取付けはコードの被覆を剥いてハンダ付けする必要は無く、

プラグコードと茶色線の表面同志を密着させるだけでOKです。

ちなみに茶色線の長さは短いほど誤作動が出にくくなりますので長すぎる場合は、

たばねずに切断してご使用ください。

※画像は3MAになりますが3XVも同様です。

 

PG-220本体はヘッドライト裏などに貼り付けてください。

 

この方法は2スト全般に有効です。

但し、プラグが抵抗無しのレーシングプラグには対応しません。

またプラグコードやイグニッションコイルが純正以外の場合も正常に動作しない場合もあります。

 

専用キットなのに使えないと言う点に関しましてはご迷惑をお掛け致しますが、

古い車両ならではのCDI内部のコンデンサーの劣化が原因ですので、

何卒ご理解頂けます様お願い致します。