明るいLEDバルブの賢い選び方を教えます! | プロテックSTAFFブログ

明るいLEDバルブの賢い選び方を教えます!

プロテック 営業部ムランティーノです。
最近はいろんなメーカーからLEDヘッドライトバルブが発売されどれを買おうか迷ってしまいますよね~?
とにかく安い海外製やネットオークションのLED、保証付の国内メーカーのLEDなどなど。

購入前に皆さんは何を基準に選びますか~?
各地のオートバイ用品店での店頭イベントで質問されるのが以下の内容です。
1位:明るさ(HIDと比べて明るいか?他社製と比べてどうか?)
2位:車検は対応しているかどうか?
3位:消費電力や寿命

明るさに関する質問疑問が圧倒的に多いです。
周りのバイク仲間が付けた他社製LEDが明るくないとか車検に落ちたとかトラブルなどで
購入前に慎重に品定めをするユーザーさんが非常に多いな~と感じます。

では、明るさの基準は何を見て判断すればいいのでしょうか?

まずはこのグラフをご覧ください!
消費電力に対するルーメン(明るさ)の推移を表した物です。

これは当社が採用しているCREE社のLEDチップの物です。
他社も大体同じスペックのLEDを使っている様ですので参考にしてください。

LEDチップ1個あたり最大10wしか入力出来ません。
それ以上入力すると寿命が短くなり、発熱温度が上昇して最終的にはLEDチップが損焼します。
そして10w入力時の明るさは約980ルーメンです。

当たり前ですが消費電力が少ないと明るさに影響が出ます。
分かり易く言うと、100馬力のバイクはアイドリングのエンジン回転から100馬力出てないですよね!
アクセル全開で最高出力のエンジン回転に到達して初めて100馬力が出ます。
低回転では馬力は低い事と同じで電流が少なければパワーが出せずに明るくならないと言う事です。


一般的なH4-Hi/LoタイプのLEDバルブにはHi側、Lo側に各3個LEDチップが使われていますので、
最大の消費電力で発光させた場合は、当たり前ですが10wx3個で消費電力は30w
明るさは約980ルーメンx3個で約2,940ルーメンになります。


以上がプロテックサイクロンLEDバルブ の明るさのスペックの説明です。

さて、ここからが本当に明るいLED選びのアドバイスになります。
専門的な電気知識は一切不要です。簡単な掛け算が出来れば十分理解出来ますよ~。

各メーカーのLEDバルブの消費電力やルーメンの表記を見比べれば
どのメーカーのLEDが1番明るいか直ぐに答えが出るじゃないか!

って思ったあなたは騙されて失敗してしまいますよ~。ご注意くださいね~。

H4-Hi/LoのLEDバルブを例にして説明します。
10w 980ルーメンのLEDチップが3個で30w 2,940ルーメンが最大スペックと言う事を説明しました。
CREE社製のどのLEDチップを使用しているかにもよりますが大体上記のスペックが最大と思ってください。

上記以上のルーメン値を表記しているメーカーのLEDは怪しいと疑って良いと思います。

省電力30wで6,000ルーメンとか表記さいている商品を目にしますがあながち間違えじゃないんですよ。
と言うのも1個10wのLEDチップがHi/Lo合計6個使っていたらその合計を表記しているからなんです。
でも実際に使用においてはHi/Lo同時点灯はありえないのでウソの表記になりますね~。

こんな紛らわしい表記を並べている怪しいメーカーが普通に商売しているなんて怖いですね~。

下の画像のデジタルテスターはプロテックのLEDバルブH4の電流を測定した際の数値です。
左が電圧(v)で右が電流(A)です。さぁ先ほど説明した消費電力を計算してみましょう!
電圧(v) x 電流(A)が消費電力(w)でしたね。と言う事は式にあてはめると、
12.8v x 2.83A = 36.224w
コントローラーユニットの変換効率の15%を差し引くと30.79wになります。

おっ!本当に30wだ!って当たり前です。
当社はウソをついて商売はしていませんので、安心してください!明るいですよ!

こちらは某社のH4 30w LEDを測定した物です。どこのメーカーの物かは言えませんが・・・。

ハイ!計算してみましょう。
12.8v x 1.9A = 24.32w更に変換効率分を差し引くと20.672w
えぇ~!30wって表記して売っているのに実際は20wですかぁ~~!?

もう一度グラフ画像をご覧ください。
消費電力が少ないと明るさ(ルーメン)も低いと言う事を再度ご確認のうえで以下に続きます。

何度も耳にタコですみませんが、プロテック製LEDバルブH4は30wで約2,940ルーメンです。
某社の測定した自称30wLEDバルブは実際には20wなので約1,960ルーメンでした。
同じ30wととして販売している商品でも1,000ルーメンも暗いんですね。驚きです。

何で1個10wのLEDチップを使っているのにこの様な差が出るのだろう?
と思ったアナタは鋭い!
20wの某社のLEDは1.9Aしか電気を流せない理由があるんです。それはです。

LEDはたくさん電気を流すと発熱します。
逆に電気を流す量が少なければそれほど発熱しません。
LEDは入力された電気のうち、概ね30%が光で70%が熱になっています。
この特性を頭に入れた上で以下の説明に進んで行きましょ~!

これはプロテックのH4 LEDバルブ。
極太アルミ削り出しボディと冷却ファンの最強の組み合わせです。

LEDチップの熱は走行中ヘッドライトにいくら風が当たってもヘッドライト内では冷却できません。
ヘッドライトレンズに穴を開けて走行風で冷やせば可能ですが現実的ではありませんね。
LEDチップの熱をロス無く効率良く外に逃がす必要があります。

LEDチップの熱は断面積の大きくて熱抵抗が小さいと後方のヒートシンクにほぼ同じ温度のまま伝わります。
そしてそこに待ち構えている防水ファンでガンガン吸い出して冷却します。
と言う事は直接LEDチップの熱を冷やしていると言っても過言ではないと言う事になります。

他社製のLEDバルブが電流を流せないのは熱の上昇を抑える事が出来ないからです。

冷やせないから熱を出さない様に消費電力を下げる
     ↓
発熱温度を低く保つ
     ↓
結果明るさを犠牲にしている。比べて明るくない。


CREEのLEDチップを使っているとか、30w 6000ルーメンなどの表記をしていても
効率の良い導熱設計や冷却効率が設計されていないLEDバルブは本来の性能を発揮出来ずに
暗いLEDと言われてしまいます。

ここで更に疑問!プロテックのLEDはHPや製品パッケージにルーメン表示をしていないじゃないか?!
と突っ込んで来たアナタはとっても鋭い!

なぜ表記しないかの理由は賢いアナタならもうお分かりですね!
そうです!LEDバルブ戦国時代において正直に表記するとウソ表記の製品と比べて
プロテック製は数値が低い=明るくないから買わないなんて事になりかねません。

嘘表記合戦をしても損するのは消費者の皆様なのですから・・・。

プロテックではHIDを超えた明るさと省電力と言うフレーズを使うようにしました!
一般的にHIDよりも暗いと評価されているLEDがHIDを超えたとなれば誰もがおっ!と思うはず。
そして実際に使ってみたユーザーの満足度は100%と言っても過言ではありません。

ちなみに
ノーマルハロゲンは12v55wで1000~1100ルーメン、一般的な35w HIDでは2700~2800ルーメンです。


そして明るさに関連してよくある質問について少々説明を・・・。
「HIDやLEDを取り付けたらグレアが出て対向車や前走車に迷惑が掛かっているじゃないか?」
実はバイクによってはノーマルバルブでもグレアが出ています。

こちらをご覧ください。CBR600RRのノーマルバルブのLoビーム照射です。
キレイにカットラインの出ているLo照射の上に赤丸で囲んだ部分にグレアが出ています。


こちらはLEDバルブでのLo照射です。光量がアップした分、グレアもより目だってますね。
運転者から見ると上の方にある道路標識に光が反射するので対向車に迷惑が掛かっているのでは?
と思いがちですが、安心してください。
この様な光が出ていても対向車や前走車から見ても眩しくはありません。


と、グレアで話題が脱線したところで話を元に戻します。
さらに突っ込み大好きな意地悪なアナタ!
ファンはすぐブッ壊れてダメなんじゃないのぉ~?

安心してください。耐久性高いファンですよ!
ラジエーターに採用されているファンと同設計の小型高性能な防水ファンです。
ラジエーターのファンが壊れたなんて話し聞いた事ありますか?私はありません。

すぐぶっ壊れるダメダメなファンと違ってベアリングが2個内蔵されていますので耐久性が高いです。
また完全防水なので水没させてもへっちゃら。雨天走行でも洗車で水をバシャバシャかけても大丈夫!

こちらのファンは軸受けがメタル支持の物です。
ベアリングと違って耐久性が劣ります。すぐ壊れるファンはコストを下げる為に、
このような安いメタル軸受けのファンが使われています。




明るいLEDバルブに求められる条件
1.高性能LEDチップ
2.導熱と冷却性能
3.耐久性のある部品


これらにこだわって設計開発されたサイクロンLEDバルブの性能をご自身の目で体感してください。
きっとご満足いただける事を保証します。