【市況】東京株式(大引け)=10円高と小幅に3日続伸、円高警戒も銀行株など買われる
23日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に3日続伸。円高進行が警戒されたが、様子見姿勢が強まるなか銀行株などが買われ底堅く推移した。
大引けの日経平均株価は前日比10円48銭高の5万0412円87銭。プライム市場の売買高概算は18億882万株。売買代金概算は4兆1374億円となった。値上がり銘柄数は1217と全体の約75%、値下がり銘柄数は345、変わらずは43銘柄だった。
前日の米国市場では、NYダウは227ドル高と上昇し、為替は1ドル=156円台へ円高が進行した。これを受けた東京市場では、日経平均株価は小幅安でスタートしたが、下値には買いが流入し売り一巡後はプラス圏に浮上。一時は140円を超える上昇となった。ただ、クリスマスを前に休みを取っている海外投資家も多く市場参加者が限られるなか、様子見姿勢も強く日経平均株価は後場に入ってからは小幅安での一進一退状態が続いた。為替市場では、午後2時過ぎには一時155円90銭台まで円高が進んだことから、ハイテク株や自動車株などに軟調な銘柄も目立ったが、銀行株などに買いが流入し東証プライムの7割の銘柄は値を上げた。結局、日経平均株価は大引けにかけ値を上げ小幅高で取引を終えた。
【市況】日経平均は小幅続伸、5万円台で堅調も円高が重石/相場概況
前日22日の米国株式市場は続伸。追加利下げを期待した買いが続き、寄り付き後、上昇。半導体エヌビディア(NVDA)の回復がけん引し相場は続伸した。クリスマスラリー期待を受けた買いも目立ち、終日堅調に推移し、終盤にかけ上げ幅を拡大し、終了。セクター別では銀行・自動車・自動車部品が上昇した一方、耐久消費財・アパレルが下落した。米株式市場の動向を横目に、23日の日経平均は反落して取引を開始した。寄付き直後は22日の米市場の上昇を受けて買いが先行したものの、早朝の為替で円高が進行したこともあり、上値の重さが意識される展開となった。その後、景気指標や企業業績見通しを巡る国内外の経済ニュースを背景に、需給判断が交錯する形で終日の取引時間を通じて狭いレンジでの推移となった。売買は比較的低調で、出来高は概ね前週比でやや薄い状況が続いた。こうした環境下で、市場参加者の間ではリスク選好とリスク回避が拮抗する動きとなり、日経平均は小幅ながら堅調さを保った。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 小幅続伸、円高進行も銀行株が買われる (12月23日)
1.日経平均は10円高と小幅に3日続伸、一進一退状態が続く
2.前日のNYダウは227ドル高と米株式市場は値を上げる
3.為替は一時1ドル=155円90銭台と急激な円高進行
4.三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなど銀行株は堅調
5.キオクシアやソフトバンクG、トヨタなどは値を下げる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比227ドル高と3日続伸した。エヌビディア<NVDA>など主力ハイテク株の上昇が指数を押し上げた。
東京市場では、日経平均株価は小幅に3日続伸。円高進行が警戒されたが、様子見姿勢が強まるなか銀行株などが買われ底堅く推移した。
前日の米国市場では、NYダウは上昇し、為替は1ドル=156円台へ円高が進行した。これを受けた東京市場では、日経平均は小幅安でスタートしたが、下値には買いが流入し売り一巡後はプラス圏に浮上。一時は140円を超える上昇となった。ただ、クリスマスを前に休みを取っている海外投資家も多く市場参加者が限られるなか、様子見姿勢も強く日経平均は後場に入ってからは小幅安での一進一退状態が続いた。為替市場では、午後2時過ぎには一時155円90銭台まで円高が進んだことから、ハイテク株や自動車株などに軟調な銘柄も目立ったが、銀行株などに買いが流入し東証プライムの7割の銘柄は値を上げた。結局、日経平均は大引けにかけ値を上げ小幅高で取引を終えた。
日経平均 ・・・ 50,412.87円 10.48円
TOPIX ・・・ 3,423.25円 18.08円
JPX日経400 ・・・ 30,851.51円 136.11円
グロース250 ・・・ 663.39円 8.73円
東証REIT指数 ・・・ 2,013.78円 15.15円
米ドル円 ・・・ 155.89円 -1.14円
ユーロ/円 ・・・ 183.89円 -0.8円
NYダウ ・・・ 48,362.68円 227.79円
NASDAQ ・・・ 23,428.82円 121.21円
上海総合 ・・・ 3,832.67円 7.86円
【出展:株探 Kabutan by MINKABU】