油断したか? 錦織、アンドゥハル(WC、113位)をなかなかブレイク出来ず、36 57で惜敗
多少の油断、気のゆるみ(闘争心、戦闘モード)はあったのかもしれない。
きのう、フェデラーを破った満足感と精神的な疲れも、微妙に影響してたかも。
その試合の直前の準々決勝・第一試合(ナダル対フェレール)で、
一瞬の甘さ(=ナダルのボレーが高いフライになったが、勢いでたたいたけど、
ナダルの出したラケットに当たり、うまい具合にロブになって逆に失点し、そこから
挽回されてブレイクに失敗し、直後のタイブレイクを取られセット・オールになった)
を見ていたから、よけいにそんなことを思った。
第1セット) ブレイクできそうで、なかなかブレイクできない。 一瞬のチャンスを
ものにされてブレイクされ、セットポイントはネットインで取られた。
錦織の方に、余計なことを考えてる感じがある。
第2セット) 先にブレイクされてから真剣な戦闘モードになったけど、
時すでに遅しの感じ。 それに、打っても打っても壁のように
アンドゥハルが返してきて、攻めきれない。思うようにポイント取れず。
錦織の方にかなり力みがある。
アンドゥハルのサーブが良くなってきたから、チャンスも少ない。
土壇場でブレイクバックし、5-5に追いつくが、すぐに次のゲームで
ブレイクバックされてしまった!
相手はチリッチ[10]とイズナー(21位)を破って来た、クレーコートのスペシャリスト。
20回くらいラリーが続くのは当たり前、くらいの覚悟で試合を進めないと、
勝つのは難しいのかもしれない。
いずれにしても、錦織の課題が浮かび上がってきた試合だった。
・相変わらず、速いサーブに対しては弱い!
・クレーコートのスペシャリスト対策
・気のゆるみ? 継続した戦闘モードの集中力?
・なにかの時に力む。 加えて、相手のバックがいいと、攻めあぐねる。
・サーブの威力がもっと欲しい!
・ショットの選択もありそう。 ・・・このポイントで、そんなリスク高を選ぶ?
あしたからローマ大会(ATP1000)、そして2週間後には全仏(5/26~)が始まる。
全仏に向けて、修正してくれ。
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ついでに。 マドリッド大会のベスト4はこうなった:
ヴァヴリンカ[15] 対 ベルディヒ[6]
ナダル[5] 対 アンドゥハル