書かないでおこうかと思っていたが、
これは整理のために、書いておかねばならないだろう。
新聞やテレビなどのマスゴミの報道が、あまりにもひどいから。
1.悪質な判決文
①収支報告書の内容を、虚偽記載と「推認」したこと
・土地取得の計上時期を間違っている・虚偽記載だとした点。
これと同様に、その費用の計上時期を間違っているとした点。
・小沢元代表からの一時的なお金の貸し借りを、収支報告書に
記載要として記載漏れだとした点(土地購入にからむ4億円)
→これらの部分を判決文に入れたために、小沢元代表が
黒に近いグレーだという、誤誘導の主張をするやから
をのさばらせることになった。
②これまで、犯罪性のない収支報告書の記載誤りは、すべて
その後の収支報告書の訂正で済まされてされてきたのに、
小沢元代表の件だけを問題にするのは、法の下の平等に反する。
ねつ造された水谷建設からの裏金問題は、既に下記3の②で
事実無根であったことが判明している。
2.まともな・評価出来る部分
①上記の点の収支報告書の内容を、小沢元代表が違法だと認識
していなかったことと、共謀の証拠が無いと認定したこと
②「事実に反する捜査報告書を作成し、検察審査会の判断を誤らせる
ようなことは決して許されない」と述べ、見立てに沿った捜査が
問題の背景にあったと指摘。検察当局で十分に調査し、
対応すべきだと述べたこと。
3.悪質に近い、突っ込みがはなはだ不十分な部分
①虚偽記載の捜査報告書を元にした第5検察審査会の起訴議決が
「手続き上」違法であるとは言えず、起訴議決が無効であるとは
いえないとして、公訴棄却を(理由がないとして)却下したこと。
→この段階では手続き上の違法の数々はまだ明らかにされて
いなかったが、その後明らかにされたので大きな問題だ。
それに、「内容」を問題にしなかったところも大きな問題だ。
②「4億円には水谷建設からの裏金が含まれている」というストーリーを
でっちあげ、裁判でもそのことにかなりの時間が割かれたことに
ついて、何の言及も無い;それを持ち出した東京地検特捜部への
批判が全くないのだ。
→新聞やテレビで、あれほど「政治とカネ」と言って騒いで、
小沢元代表にダーティなイメージを植え付けたにもかかわら
ずだ。
しかし、この判決は、日本を支配しているものの一角を崩した(風穴を空けた?)
という意味で、ある意味で画期的なのだ。
それは、ジェラルド・カーチスというジャパンハンドラーが判決当日の午後に
行った支離滅裂な「醜態」の講演会の内容を見ると分かる。
・4/27 「ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 : ジェラルド・カーティスと
そのCIA疑惑が問われたFCCJ講演会(加筆済み)」
from ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 さん
http://amesei.exblog.jp/15782104/
これからすると、おそらく有罪判決で固まっていたが、直前になってそれが
無罪になったのだ!
しかし、有罪にしたい裁判所ならびに最高裁判所は、判決文の中に
「収支報告書の内容を、虚偽記載と認定する」部分をそのまま残したのだろうと
推測される。 上記2の①以外は、まったく有罪の流れの判決文だからだ。
おそらく、
森ゆうこ議員らが23日、横路衆院議長と平田参院議長に、検察審査会の実態を調査するため、衆参両院の法務委員会で秘密会を開くよう求める要請書を議員131人(衆院95人、参院36人)の署名を添えて提出した。
ことが、大きく影響したのではないか。
有罪にすれば裁判が長引き、だんだんと明らかになってきた第5検察審査会
のルール破り・要件破りが全部公にされてしまい、またそれらを指揮したと
思われる最高裁事務総局の謀略ぶりまで暴露されてしまうからだ。
背後にアメリカがいる日本の支配体制を永続的に維持するためには、
有罪判決では危うい、無罪判決なら本質部分に迫られずにごまかすことが
出来ると考えて急遽変更したのではないのか?
最後に、これも読んでおいてくれ。
4/27 「小沢無罪判決の本質」
from 永田町異聞 さん
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-11234671973.html
2012-04-28 「小沢裁判」とは何だったのか?
from 文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』 さん
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20120428