川のりとアオサノリに注意!
冷蔵庫の中をほじくっていたら、賞味期限をン年過ぎた
「四万十川のり」の佃煮(未開封)が出てきたので、食べられるか
どうか食べてみたら、まあまあ食べれそうだったので
「川のり」の原料が何なのか気になって調べてみた。
※ 「ン年」は数字が大きいので、ここでは書けない!(笑)
そしたら、板ノリの「アマノリ系」以外のノリには主に4種類あることが分かった。
1.アオノリ アオサ藻綱アオサ目アオサ科アオノリ属
高知県の四万十川河口の汽水域で摂れるのは、アオノリ属の一種の
スジアオノリ
2.アオサノリ アオサ藻綱アオサ目アオサ科アオサ属
3.ヒトエグサ アオサ藻綱ヒビミドロ目ヒトエグサ科ヒトエグサ属
日本で生産量の第1位は三重県で、全国の65%位を産する
(志摩半島ではヒトエグサのことを「アオサ」と呼んでいるらしい)
4.カワノリ トレボウクシア藻綱カワノリ目カワノリ科
(注)かつては緑藻綱アオサ目に分類されていた
カワノリは日本特産の淡水緑藻類で、関東以西の水のきれいな渓流に
生育している。
静岡県、高知県、埼玉県などの山間の清流に産する。
生産量が少なく現在ではほとんど流通していないらしい。
地方により、ヒトエグサのことを「アオサ」・「アオサノリ」と呼んだり
「アオノリ」と呼んだりする所があるので、非常に紛らわしい。
アオノリ、アオサノリ、ヒトエグサの3つがそれぞれ別のモノであると言ってから
どれの話をしているのか確認してから話を進めた方がいいかもしれない。
「のり」の分類は、ここが分かりやすいと思う:
「日本食品標準成分表2010」について第3章の9:文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/attach/1299195.htm
純粋な「川のり」(←注意:カワノリでは無い!)は高いので、
普段は海で取れるヒトエグサを使った佃煮を使うので充分だと思う。